2011-01-01から1年間の記事一覧

 談志、逝く

既に各種報道でご存知の通り、立川流家元、立川談志が亡くなった。享年75。 その訃報に初めて触れた時は、とてもショックだった。しかし時間が経っても悲しいという感情はあまり湧いてこない。それよりは寂しい、寂寥の感ばかりが強まる。どこかでこの日が来…

 住所不定無職『トーキョー・ポップンポール・スタンダードNo.1フロム・トーキョー!!! 』

今年1月に出た『JAKAJAAAAAN!!!!!』に続く住所不定無職の2ndフルヴォリューム・シングル。ミニ・アルバムではなくフルヴォリューム・シングルと称するこだわりの理由はよくわからないが、今回は『JAKAJAAAAAN!!!!!』のように旧作のリメイクは無く、純然たる…

 住所不定無職 presents「MAGIC IN A POP'N'PAUL SHOW 〜PHASE1〜」@下北沢THREE

先週発売になった2ndフルヴォリューム・シングル「トーキョー・ポップンポール・スタンダードNo.1フロム・トーキョー!!!」の発売を記念したレコ発イベントの第1弾。何とも欲張りなことに、3ヶ月連続でレコ発を行ってしまうのだ。 いきなり結論を言ってしまう…

 リリース情報:Kinks in Mono

11月も半ばを過ぎようとする今日このごろ、今年もクリスマス商戦を見越した各種ボックス・セット、デラックス・エディションの類のリリースが目白押し。やれ『SMiLE』だ、『Some Girls』だ、『四重人格』だ、フロイドだ、スペクターだと喧しい。私はもうゼエ…

 John Wesley Harding『Sound of His Own Voice』

ジョン・ウェズリー・ハーディングと聞いて、「ああ、あの人ね」と反応してくれる人がどれくらいいるのか、今となっては心許ない。一般的なロック・ファンならディランのアルバムの方を先に思い起こすだろう。もちろん本名でこそないが、この名前で20年以上…

 The Bandana Splits『Mr. Sam Presents The Bandana Splits』

洋の東西を問わず、アイドル歌謡という分野はいつの時代も需要があるものだ。しかしほとんどのアイドル歌謡はせつなの輝きを放っては、次の瞬間には消えていく宿命にある。そのはかなさと聴き手自身の一時期の思い出とが密接につながるから、ある人にとって…

 SHELTER20周年とNUDGE'EM ALL「SEE」発売を祝う@下北沢Shelter

CLANDESTINE Treeberrys NUDGE'EM ALL NUDGE'EM ALLの6年ぶりのアルバム・リリースを記念してのイベント。リリースはKOGA Recordsからということもあって、対バンもKOGAに縁のある人たちで固められた。90年代の終わり頃、よく見に行っていたバンド達なので、…

 FUJI ROCK FESTIVAL '11 3日目

【ライヴ】(チラ見を含む) YOUR SONG IS GOOD(グリーン) SION(オレンジ) DACHAMBO(ヘヴン) MANNISH BOYS(斉藤和義×中村達也)〜アトミック・カフェ・トーク(アヴァロン) ラキタ(アヴァロン) eastern youth(ホワイト) YMO(グリーン) CAKE(…

 FUJI ROCK FESTIVAL '11 2日目

【ライヴ】(チラ見を含む) FOUNTAINES OF WAYNE(グリーン) FUNERAL PARTY(ホワイト) あらかじめ決められた恋人たちへ(ヘヴン) OBRINT PAS(オレンジ) 岡林信康(ヘヴン) 踊ろうマチルダ(アヴァロン) TODD RUNDGREN(ヘヴン) MARC RIBOT Y LOS C…

 FUJI ROCK FESTIVAL '11 初日

【ライヴ】(チラ見を含む) 毛皮のマリーズ(ホワイト) NATSUMEN(オレンジ) ソウル・フラワー・ユニオン(ホワイト) サニーデイ・サービス(ホワイト) THE NEWMASTERSOUNDS(ホワイト) RON SEXSMITH(ヘヴン) LEE SCRATCH PERRY with MAD PROFESSOR…

 "712 DAY PARTY Tour 2011" SHONEN KNIFE×住所不定無職@新代田FEVER

「ナイフの日」に因んだ恒例の少年ナイフの日本ツアー最終日。今年はゲストに住所不定無職を迎えて行われた。 大阪ラモーンズ オープニング・アクトとして登場したのは、少年ナイフによる変名バンド、大阪ラモーンズ。間もなく発売される同名のカヴァー・ア…

 MAMORU & The DAViES@高円寺Jirokichi

東京では今年初のワンマンライヴ。バンドにとってもすっかりホームグラウンドと化したジロキチは超満員の大盛況だった。 ここ最近のワタナベマモルはどんどんパンクに先祖帰りしており、音もステージングも激しさを増している。この日も決して広いとは言えな…

 Elvis Costello "solo" @渋谷オーチャードホール

エルヴィス・コステロは10代の頃からのファンで、87年以来、ライヴも来日する度に見に行っている。しかし事前にこれほど期待が高まらなかった来日は初めて。その理由は「ソロ」での公演だから。昨年発売された『National Ransom』はここ数年の活動の集大成的…

 住所不定無職「MAGICAL NIGHT ROCK'N ROLL SHOW !!!!!」@下北沢THREE

正式なCDデビューから約1年で迎えた、住所不定無職の初のワンマン・ライヴ。そう、このバンドはまだワンマンをやったことが無かったのだ。まだ『JAKAJAAAAAN!!!!!』が発売される前の昨年12月にメール予約限定で発売されたチケットは、用意した100枚があっと…

 see go ROCK #08@高円寺U.F.O. Club

みぞれ混じりの雨が降る中、高円寺まで。開演の19時半を少し回った頃に到着してビックリ。フロアへ入る扉を開けたところまで溢れるほどの人で超満員。よく考えたら3連休の中日。そして夜のストレンジャーズとカルガモネンドの2マンイベントなのだから、この…

 リリース情報:後期Utopia3作品リイシュー

長らく廃盤になっていたユートピアの後期作品3タイトルが一挙に再発。CDは結構なプレミア価格になっていたので、手軽に入手できるようになったのは嬉しい。しかし最近このフレーズばかり使っている気がするな。 今回再発されるのはパスポート・レコーズから…

 リリース情報:Nick Lowe『Labour Of Lust』

ニック・ロウのソロ名義でのセカンド・アルバム『レイバー・オブ・ラスト』が、アメリカではYep Roc、イギリスではProperからリマスター盤でリイシューされる。ファースト『ジーザス・オブ・クール』と並び、パワー・ポップ期のニック・ロウの傑作アルバムで…

 リリース情報:Phil Spector関連作リイシュー

フィル・スペクターのフィレス・レコーズが今年で設立50周年だそうで、それに合わせて関連作品がSONYのLEGACYレーベルより4タイトル同時にリリースされる。 クリスタルズ、ロネッツ、ダーレン・ラヴのそれぞれのベスト盤と、フィル・スペクターが手がけた代…

 住所不定無職『JAKAJAAAAAN!!!!!』

住所不定無職の『JAKAJAAAAAN!!!!!』が今月26日にジャカジャーーーーーン!!!!!と発売された。昨年のファースト・アルバムをアホほど聴いた私は、当然のごとく入手。発売日の前日、店頭入荷日に乗り込んでフライングでゲットする有様だ。以来、ファースト同様…

 住所不定無職「JAKAJAAAAAN!!!!!」レコ発GIG!!!@高円寺U.F.O. Club

レコ発イベントというのは出演者も観客も、普段のライヴより少しだけ浮かれてしまうものだ。それにしてもここまで祝祭感で溢れかえったレコ発は珍しい。 住所不定無職のフルボリュームシングル、「JAKAJAAAAAN!!!!!」の発売を記念したイベントは、あのU.F.O.…

 PAUL COLLINS' BEATがやって来る!!!

正式発表があったのは先週のことなので、既にご存知の方も多いだろうが、改めて。ポール・コリンズ率いるThe Beatの来日が決まった。以下、招聘元となっているロッキン・ジェリー・ビーンのEROSTIKAのブログより転載。 3/4 (FRI) AT 下北沢SHELTER OPEN 18:0…

 2010年ベスト・アルバム リイシュー、発掘音源編

今日はもう1月10日ですか。2010年の記憶もどんどん薄れていく昨今ですが、予告した手前やっておきましょう。2010年のベスト・アルバム選。今回はリイシュー作品、発掘音源作品から10タイトルを選びました。 ■Bruce Springsteen / 『The Promise:The Darkness…

 2010年ベスト・アルバム 新譜編

明けましておめでとうございます。今日はもう3日なので、すっかり遅い挨拶ですが、今年もどうぞよろしく。 遅いついでに今頃こんな企画を。どこでもやっている年間ベスト・アルバムを私も選んでみました。1年間にどれだけの音源がリリースされているのか、皆…