SHELTER20周年とNUDGE'EM ALL「SEE」発売を祝う@下北沢Shelter


  • CLANDESTINE




  • Treeberrys






  • NUDGE'EM ALL




 NUDGE'EM ALLの6年ぶりのアルバム・リリースを記念してのイベント。リリースはKOGA Recordsからということもあって、対バンもKOGAに縁のある人たちで固められた。90年代の終わり頃、よく見に行っていたバンド達なので、同窓会気分で盛り上がった。
 それぞれおじさんになったことは写真からも伺えるが、それは私とて同じこと。ただどのバンドも年齢を重ねても衰えた印象は全く受けなかったのが嬉しかった。Treeberrysなどこの日のための再結成だったのだが、メンバーはそれぞれ現役で活動するミュージシャンだけあって、息の合った演奏だったのはさすが。これなら本格的に活動を再開しても問題ないくらいだ。
 CLANDESTINEは元Playmatesの山本聖さん率いるトリオで、今年発売したファースト・アルバムの売れ行きも好調と聞く。それを裏付けるような演奏だったし、メロディメイカーとしての冴えも相変わらず。ちょうどこの日が発売日だった7インチシングル収録曲は、とてもキャッチーで一発で気に入ってしまった。この7インチも超限定盤らしく、早く入手しなくては。
 NUDGE'EM ALLを最後に見たのは10年ほど前で、私にとってはこの日の出演バンドで最も長いインターバルがあった。オリジナル・メンバーは2人だけになってしまったせいか、音楽性にも変化が感じられた。ソリッドなパワーポップ一本槍ではなく、ソウル色の強い曲などもあったりして、バンドが積んだキャリアを感じさせるものがあった。誤解してほしくないが、昔のままでないことを残念に思ったのではない。変化を加えながらバンドが続いていくことに感銘を受けたのだ。基本的に私は彼らのファンであり、現在の音楽性もその期待を裏切るものではなかったので。
 この日はSCOTT GOES FOR(元RON RON CLOU新井仁らによるバンド)も出演したのだが、私が会場に到着したのは彼らの演奏が終わるのとほぼ同時だった。従って1曲すら見られなかったのは残念。またの機会があることを願おう。


SEE

SEE