Babe I'm Gonna Leave You



ツェッペリン、ロンドンO2アリーナで再結成ライヴ
 結局やるのか…。伝説に泥を塗るような真似なんてしなければ良いのにと思ったら、アーメット・アーティガンのトリビュート・イベントへの出演だったのね。それならばまだ許せるか。ヘッドライナーとしても恐らくは40分程度、せいぜい1時間ぐらいの出演だろうから、その程度なら何とかなるかも。7〜8曲ってところか。「Whole Lotta Love」「Stairway To Heaven」あたりはガチとして、後は何をやるのだろうか。
 関係ないけど上のリンク先の記事には、

加えて過去数十年に亘りアーティガン氏と親交の深かったピート・タウンゼントビル・ワイマン、リズム・キングス、フォリナー、パオロ・ヌティーニもパフォーマンスを披露する予定。

 とある。リズム・キングスはビル・ワイマンのバンドなのに、これでは別々に出演するみたいだ。読点の付け方が間違ってるぞ。
iPodとMP3はポップスを劣化させているのか

圧縮された音楽もiPodの比較的低音質なイヤフォンも多くの限界があるため、音楽プロデューサーは、音楽を技術的に最も低い公約数に合わせて作っていることを悩んでいる。その結果できるのが、音は大きいが耳障りで平坦で、従って長い間は楽しめない音楽だと多くの関係者は言う。

 確かにMP3の音は素晴らしいとは言えない。だがこの手のジレンマはいつの時代にもつきまとうことだ。90年代に入った辺りから日本で「J-POP」という名称が定着した背景と、CDラジカセの普及は無関係ではないはずだ。CDラジカセで聴かれることを前提とした音の傾向というものが確かにあった。もっと古いことを言えば、アメリカだってFM放送が一般化する60年代末までは、シングル盤はモノラルで発売されていた。AMラジオで聴いた時には、その方がインパクトがあるからだ。70年代に入ってからも、ラジオ局に配られるサンプル盤はモノだったりした。音質はいつだって簡便性やビジネスの前では無力だ。

CDは登場当初、レコードと比べて冷たく平板だと言われた。だがエンジニアがCDを熟知するにつれて音質は良くなった。多くの人は、MP3と携帯プレーヤーでも同様のことが起きると期待している。

 これに尽きるのではないかな。CDだってまともに聴ける音質になるまで、発売から10年以上を要したのだから。MP3が今のまま進化を止めると考える方が不自然だ。