不毛の砂漠に図太い根を張れ、道化の華



ビートルズの「新曲」公開中
 毎度音源の管理には異常に厳しいビートルズには珍しく、今回は発売前から音源が、しかもフルサイズで公開されている。
 そもそも今度出る『LOVE』と題されたアルバムのコンセプトは今もってよく分からないので、さすがのアップルも音を聴かせずにプロモーションを展開するのは困難と判断したのかもしれない。
 で、早速公開されている4曲を聴いてみたが、う〜む、だからどうしたという感想しか出てこなかった。同時に何故こんなものを発売する必要があったのか、その謎は全く解けていない。
 未発表のテイクを含めて、ビートルズが録音した音源をリミックスして新しい曲に仕立て上げるという構想は、非常に魅力的なのかもしれない。しかしオリジナルより優れたものが出来上がる保証はどこにもなく、むしろ無残な結果に終わる可能性の方が高いのではないか。それを証明しているだけのように、私には聴こえる。
 発売されて40年ほど経過していながら、今も聴かれ続けている音楽の完成度、普遍性は伊達ではないのである。公平に見ればそう判断せざるを得ない。たとえジョージ・マーティンとその息子であっても、そこへ立ち向かうのは余りにも無謀だったのだと思う。墓から死体を掘り起こすような真似はしない方が良いのだ。
「ストップ・メイキング・センス」と「真夏の夜のジャズ」日本最終上映
 吉祥寺のバウスシアターと、渋谷のユーロスペースにて。恥ずかしながら、私はどちらもビデオでしか見たことが無い。スクリーンで見られる最後の機会となれば、見ておきたいなあ。時間あるかしら。
いじめ考
 夜のストレンジャーズミウラさんの日記より。
 昨今のいじめが原因となった自殺の頻発については、ワイドショーから識者まで、いろんなところでいろんな人がいろんなことを言っているのはご存知の通り。その中で、私はこのミウラさんの言説が一番心に響いた。
 人と違う、アベレージから外れていることを尊重しようなんて叫んだところで、大半のアベレージガイたちは頭が弱くて卑怯な性格だから受け入れようとはしないだろう。おまけに本来頼りにするべき教師は揃いも揃って世間知らずの低脳どもときている。だからいじめられている子たちは孤立無援だ。すごく辛いことだろうけれど、孤立無援であることを誇りに思うように見方を変えてみるのはどうだろう。別に傲慢になれと言っているのではない。マイノリティであることが存在理由だと思えば、少なくとも自殺なんて安易な考えには流れないで済むように思う。だいたいこんなに自殺が流行っている時に、また自殺するなんて、独立独歩の精神に反するではないか。
それはそうと、はてなパーカー欲しい!