beatleg vol.77発売中

k_turner2006-11-03



 毎度お世話になっているbeatleg誌が今月も発売になっています。表紙&巻頭特集は来日を記念してのエリック・クラプトン。クラプトンに関しては、beatlegのレギュラーライターである福井章彦さんが詳細な音源解説を毎月書いておられるので、今回の特集は趣向を変えて従来の記事ではフォローできなかった部分を一気に放出した感があります。
 クラプトン関連のレアな各国盤の紹介から、今となっては貴重な発言の数々と言える88年と90年のインタビュー、今年デラックス・エディションが発売されたファースト・ソロのミックス違い検証、ジョージ・ハリスンとの共演の歴史、などなど。
 この特集だけでちょっとしたムック本並みの読み応えがあります。実は私が見本誌を手にしたのは今日だったのですが、思わず読み耽ってしまい、あっという間に2時間ほどが消えました。
 その他にはアヴェレージ・ホワイト・バンドの来日レポートと、ベーシストのアラン・ゴーリーのインタビューが面白かったです。
 私が書いたのは、前号の残りである「アルバム『Trampin'』以降のパティ・スミス〜後編」と、10/8に日比谷野音で行なわれた琉球フェスティバル2006のレポートです。後者に関しては写真も担当しており、商業誌としては初めてクレジット入りで私の撮った写真が掲載されました。
 最初取材の依頼があった時、写真も一緒にという話だったのですが、私はフィルムでしか撮ったことがないし、野音のような大きなステージをカヴァーできるレンズも持っていないので、撮影は一旦断ったのです。その後編集部でデジタルの一眼レフと望遠レンズを貸してくれるというので、担当させてもらったという経緯がありました。借りたのはPENTAXのistDSで、ペンタ党の私にとってはある程度操作性など予測できた部分はあったものの、イベントの前日に初めてカメラを手にし、当日は会場に向かう電車の中でもマニュアルを読んでいました。あの野音が満員になるようなイベントだったのに、そんな奴がフォトパスを発行してもらっていいのかと自分でも思いました。
 その成果は掲載された写真を見た上で判断していただくとして、自分としては「結構ちゃんと撮れてるじゃん」と思いました。
 因みに掲載されたのは、借りたistDSと100〜300mmの望遠ズームで撮影したもの。広角〜標準のズームレンズも借りたのですが、撮影中にレンズを交換している暇はないと思い、普段使っているフィルム用一眼に自前の28〜70mmの標準ズームを装着して持参。会場へ入る時、主催者から「撮影は各アーティスト頭1曲のみで」と言われたので、判断は正しかったと言えるでしょう。撮影はデジタル8割、フィルム2割ぐらいで撮って、イベント終了後フィルムを現像に出している間に、カメラごとデータを受け取った編集部から「この写真だけでも大丈夫そうです」と連絡があったため、フィルムで撮った分は掲載されませんでした。
 このままお蔵入りさせるのももったいないし、編集長も「日記ぐらいなら…」と了承してくれているので、フィルムで撮ったものの一部を以下掲載。

       大山百合香朝本浩文                   中孝介

         大島保克                        登川誠仁

司会の川満シェンシェーと虎の着ぐるみ姿の新良幸人(パーシャクラブ)