Wake me up when September ends

k_turner2006-10-01



 今日は渋谷Club Asia PTHEEE BATが、新宿Jamではイワジーセンパイ率いるFresh!!のワンマン+ゲストでニーネが、高円寺UFO Clubでは夜のストレンジャーズやマモル&THE DAViESが、と都内各所でそそられるイベントが目白押しだったのだが、いずれも行けず。自宅で仕事があるのだ。
 外で仕事をするようになって、当然ながら家でできる仕事量は大幅に減った。まあ、元々自宅では大した仕事はしていなかったので、収入は微々たるもので、あのまま続けていても経済的に破綻するのは目に見えていた。家でできる仕事の減少分は、今始めている外の仕事で充分補えているし、収入的には安定するはずなので、正直なところホッとしている。
 ただ経済的な意味でも精神的な意味でも、ゆとりを実感できるのはまだ何ヶ月か先になりそう。今はただ目先の仕事をこなすことで精一杯だ。暗中模索に近い状態とはいえ、何らかの階が見えてきたことで、日々張り合いが感じられるようになったのは進歩ではないかと。
 その分、犠牲となったことももちろんいくつかある。始めに書いたように、ライヴイベントを断念しなければならないのは、私にとっては辛い選択だ。
 思うに、私は仕事と趣味の切り分けがはっきりできていなかった、より正確に言えば、切り分けることをあえて避けてきたのではないだろうか。よく言われる「趣味を仕事にすると大変だ」というのは、趣味が仕事になってしまうことで純粋な趣味が無くなってしまうことを意味しているが、私の場合は趣味が仕事と言えるほど仕事にはなっていないくせに、線引きを曖昧なままにしていたがために、別の意味で弊害が出ていたように思う。
 本来趣味の領域なのに、仕事のつもりで接しているとついつい「これは資料になりそうだから」とか「一応押さえておかないと」などの理由で、レコードや本を買い漁り、ノコノコとライヴへ出掛けてしまうことがある。無論、それらが仕事の肥やしになるのであれば有意義なことだが、振り返って見ても、費やした時間やお金に見合う仕事に発展したケースはほとんど無い。10代20代の若い頃ならいざ知らず、この歳になっても「いつか役に立つこと」にまでエネルギーを注ぐのは賢いことではないと思えてきた。
 趣味は趣味と割り切れば、残念に思うことはあっても、そういうものだと諦めることも可能だ。仕事より趣味を優先して生きていけるのなら話は別だが。
 てなことを考えつつ、フォトログを始めてみた。写真は完全に趣味のつもりで取り組んでいるから、気軽だし、楽しい。これを仕事にするつもりなら、カメラもレンズももっと性能のいい機材を揃えねばならないし、レタッチソフトだってフォトショップなど有料のちゃんとしたソフトを使うべきだろう。しかし私はそこまでは追求してない。
 ライヴの写真は以前からYahoo Photoにも登録していて、そこに載せたものと基本的に同一。一部はこの日記にも使ったことがあるので、馴染みのある人には既出ネタになってしまうが、良ければどうぞ。フォトログの方がいくらか見栄えが良いので、写真が上手くなったような気がする。趣味だから自己満足でもいいのだ。今アップしてあるのは以下の通り。
2005年4月29日横浜F.A.D
 出演:Antonio Three、Blue III、ガソリン、HAVENOT'S、ギョガンレンズ
2005年11月6日新宿Red Cloth
 出演:ワッツーシゾンビインパスターズ、THE SHOCK
2005年11月20日下北沢Shelter
 出演:BAREBONES、TEXACO LEATHERMAN日本脳炎、STUPID BABIES GO MAD
2006年2月26日高円寺Club Liner
 出演:GOD'S GUTS、RINTO、A PAGE OF PUNK、NYLON、DERANGEMENTS
2006年4月23日八王子Match Vox
出演:NYLON、HAVENOT'S、YOUNGMAN PSYCHO BLUES、GUITAR WOLF
2006年5月28日新宿Red Cloth
出演:Mighty Moguls、Jackie & Enocky、six、夜のストレンジャーズDIESEL ANN
2006年7月17日武蔵境Statto
出演:RIOT MISSILE、ZZ BLOUSE、ジェネス、TACHOMETERS、WEEKENDER、THEE BAT
 フォトログは1ヵ月に20MBまでしかアップできないので、とりあえずこれだけ。Yahoo Photoにも登録していない古い写真はまだ沢山あるので、暇が出来たら少しずつアップしていくつもり。まあ、趣味ですから。