Brawlers, Bawlers & Bastards

k_turner2006-08-21



 吾妻ひでお「うつうつひでお日記」を読んでいたら、精神科のカウンセリングで医師に「眠れる?」と聞かれ、「眠くて眠くて、もう永遠に眠っていたいです」と答える場面があって、あまりにも共感できるので笑ってしまった。他にも毎日毎日仕事したくないなどと書かれていて、妙にシンパシーを覚えた。精神科に掛かる鬱と掛からない鬱の境界線って明確にはないような気がする。


デキシード・ザ・エモンズ解散か?
 オフィシャルサイトのBBSに、管理人(マネージャー?)による次のような書き込みがあったことが波紋を広げている。

速報! 投稿者:管理人の管理係 投稿日: 8月19日(土)03時08分28秒
速報シリーズ

あれ、レコード番号では反応ありませんね・・・・。
では。
10月28日のライブ・タイトル決定!!
「ズバリ!ラストライブ!!」
以上決定いたしました。

 ただこの書き込みがはっきりと解散を意味するものなのかは不明。この書き込み以外、正式に解散がアナウンスされたわけでもない。しかしデキシはここ2〜3年ソロ活動の方が活発だったし、今年に入ってからはライヴすらやっていないので、いつ解散しても不思議ではない状態ではある。実際アベ・ジュリーもハチマさんも、やる気は無くしているのではないかなあ。
 10/28のライヴは都内で行なわれるとだけ告知されており、まだ会場も未発表。この勿体の付け方がかえって怪しい。しかし正直なところデキシの一番良かった時期はもう過去のことなので、最後のライヴであったとしても見に行こうという気にはなれない。
パティ・スミスがケヴィン・シールズとセッション
 ただしロンドンでの話。来る9/11にロンドンのロイヤル・フェスティヴァル・ホールにて。「The Coral Sea」(パティが96年に出版した詩集)の朗読と、ケヴィンによる演奏になる模様。どうやらロンドンでロバート・メイプルソープ関連のイベントが開かれるらしく、これに先立つ9/8にもメイプルソープとパティのフィルム作品の上映と「The Coral Sea」(元々メイプルソープ追悼のための詩集)の朗読会も開かれるようだ。
 大変面白そうなのだが、さすがにロンドンまでは見に行けない。誰かYouTubeにアップしてくれないかな。
TOM WAITSがレア曲を集めた3枚組ボックス・セット『Orphans: Brawlers, Bawlers & Bastards』発表
 上記はbounce.comから。オフィシャルの告知はこちらに(収録曲目有り)。
 3枚のそれぞれにはサブタイトルが付き、コンセプトも別れているようで、

“Brawlers” is chock full of raucous blues and full-throated juke joint stomp, “Bawlers” contains Celtic and country ballads, waltzes, lullabies, piano and classic lyrical Waits’ songs, while “Bastards” is filled with experimental music and strange tales.

 と書かれている。ただいつ頃録音された音源なのかは不明。直訳すると、3枚のCDのタイトルは「乱痴気」「喧騒」「嫌な奴ら」ぐらいの意味だろうか。いかにもトム・ウェイツらしい。ジャケット(上参照)もイメージ通り。『Real Gone』はやや消化不良に感じられたこともあるので、弥が上にも期待は高まる。今のところ日本盤の発売予定が無いのが残念だ。