サマー・ツアー

k_turner2006-08-02



フジロック'06総括中編
 さて、昨日の続きです。また愚痴のオンパレードになるかもしれません。
【7/29】
 宿に戻ったのが午前3時過ぎぐらい。すぐに風呂に入って寝たのが4時ぐらいだったかな?起きたら10時を回っていた。宿の朝食にはありつけず。
 この日の最初のライヴはヘヴンで12時20分からのcutman-boocheだったが、サーバーの様子が気になるので、その前にホワイト・ロッジへ寄る。パソコンを立ち上げ、アクセスしてみたが状況は昨日までと同じ。しかし昨夜私が帰ってからここへ戻るまでの間に、新たにブログを立ち上げ、EXPRESSの代わりに稼動していたことをスタッフ専用のBBSで知る。
 そのブログがこちら。結局苗場にいる間はずっとこのブログで現地レポートを更新することになった。早速出来上がっていたレポートをいくつかアップ。苗場へ来て初めて仕事をしたような気がする。
 時間が来たのでcutman-boocheを見るためヘヴンへ移動。ライヴ開始前にオーガニック・カフェという店で朝食兼昼食のガンボ・カレーを食す。この時間はまだ人がまばらで、ほとんど並ばずに買えたのは助かった。すぐにcutman-boocheが登場。心が洗われるような良いライヴ。終了後、またロッジへ帰る。
 今見たcutman-boocheのライヴレポを作成。ライヴの内容が良いと書きやすいけれど、言いたいことも多くなって、結局まとめるのには時間がかかる(笑)。書いている途中で、外は雨が降り出したようで、時々強い雨音が。この状況での野外ライヴは出演者も観客も辛いだろうな。仕事とはいえ、屋根のあるところにいるのが申し訳ない気持ち。
 cutman-boocheのレポは完成直前で、次のライヴの時間になってしまう。持参したレインウェアを着て、ヘヴンの手前にあるジプシー・アヴァロンに出演したYoshie Ebiharaを見る。この人に関しては全く知識が無く、苗場へ出発する2〜3日前に担当が決まってからネットで情報を探したのだが、オフィシャルサイトも無く、本当に何の情報も出てこなくて参った。SMASHの出演者情報のページには自主制作のCDを出しているとあった。しかしそれがどこで買えるかすら分からない。恐らくはライヴ会場で手売りしているレベルなのではないか。ということで、この人を知っている観客はほとんどいなかったと思われるが、それでも50〜60人ぐらいの人が、雨の中演奏を聴きに来ていた。ここはフジの中でも木道亭、苗場食堂、に次いで規模の小さいステージで、キャパは300人程度だが、少なくともこのくらいの動員がある。UDOの関係者はこれを見たら打ちひしがれるだろうなあ。
 ライヴ終了後、ロッジへ帰ったらまたトラブル。私がいない間、私のパソコンのACアダプタを誰かがコンセントから抜いていた。コンセントの数は限られているから、いない人のパソコンから抜くのは問題ではないのだが、私のパソコンに限ってはバッテリーが極めて弱っているため、しばらくコンセントを抜いただけで起動できなくなってしまうのだ。他に空いているコンセントを見つけて繋いでみたが、立ち上がらず。この時も空いている共用パソコンが無かったので、また手書きに戻らなければならなかった。ほぼ出来上がっていたcutman-boocheのレポも、立ち上がらないパソコンの中に入っているので、アップできず。ブログに変更にはなったものの、レポを上げる場所が動いている今、少しでも早くアップしたかったのに…。
 Yoshie Ebiharaのレポは手書きで完成。しかし相変わらずパソコンが動いてくれず、入力することができない。ロッジにいてもすることがないので、次のライヴには少し早いが外へ出る。
 まだ雨は降っており、少し寒かったのだが、飲まずにはおれない状況に、苗場で初めてビールを買う。飲みながら丁度ジプシー・アヴァロンで出演中だった湯川潮音を鑑賞。レポの担当ではないライヴを見たのは今年これが初めて。何ともまあ、今時珍しい無垢で可憐な少女という感じ。人気は高く、アヴァロンはほぼ満員。あんな子でもセックスするのかなとか、くだらないことを考えながら、ヘヴンでストリング・チーズ・インシデントが始まる時間だったため、3曲ほどで退散。
 ヘヴンのストチーは今年のフジの目玉のひとつで、19時半から23時までのスケジュールが組まれていた。ヘヴンにはテーパーズ・セクションが設けられており、録音が許可されていたのだが、テーパーの方が持ち込んでいた高さ3メートルほどのマイクスタンドの上には、小さな傘が付いていた。それが明らかにマイク用に作られた傘だったので笑ってしまった。雨の日はああやって録るのかあ。
 15分ほど押してライヴは始まり、あまりにもタイトな演奏に驚く。しかし次のライヴがあったので1曲半ぐらいしか聴けず、残念。3時間を超えるライヴなので、まだほんのイントロだったはず。
 20時10分からオレンジでUA×菊地成孔。これはレポを担当するライヴなので最初から最後まで見る。超強力雨女のUAなのに、ちょうど演奏が始まる前に雨が止み、1曲目が終わるころには雲の切れ間に星が見えた。どうやらこれが梅雨明けの瞬間だったようだ。
 続いて同じオレンジでJOHNNY A。これもレポの担当だったので、ロッジには戻らずその場で待つ。待っている間にチキンケバブで晩ご飯。UA×菊地成孔の時にいた観客は、ほとんどが終演後オレンジを去ってしまい、新たに到着する客もほとんど無く、待っている間のオレンジは実に閑散としたものだった。RHCP、SCISSOR SISTERS、ストチーとバッティングしている時間で、この地味なギター・インスト奏者を最果ての地、オレンジまで見に来るような人はあまりいなくても仕方ないかも。しかし実際のライヴは大変素晴らしく、この日見た中ではベスト。
 JOHNNY Aのライヴは予定より延長して23時半ごろ終了。これでこの日担当だったライヴは全て終了し、ロッジに戻ったのが0時近く。期待も空しく、私のパソコンはまだ立ち上がってくれない。どんだけバッテリーが弱っとんねん。
 しかしこの時は運良く共用のパソコンが1台空いていたので、それを借りてレポートを作成。ただしこのパソコンには何のソフトも入っておらず、エディタはウィンドウズ付属のメモ帳かワードパッドしか使えないので、書きにくいこと書きにくいこと。フォーマットされた新品の状態なので辞書が何も学習していないため、変換も変だし。加えて疲れが出てくる時間でもあって、レポート作成には予想以上に手こずる。完成していたYoshie Ebiharaのレポを入力し、UA×菊地成孔、JOHNNY Aのレポを書き下ろし、ブログへアップできたのが午前4時近く。私のパソコンはまだ立ち上がらず、中に入っているcutman-boocheのレポは結局アップできないまま、この日は宿へ帰ることに。ホワイトロッジから宿までは徒歩50分ぐらい。フラフラになって帰宿。風呂に入って就寝は5時半ぐらい。