Nervous Wreck

k_turner2006-07-07



 通院の帰りに新宿で途中下車して久しぶりにタワレコへ。最近はここへも月に1回来るかどうかだ。以前は週に1〜2回の頻度で通っていたのに。
 ということで昨今は新譜のリリース情報に関してすっかり浦島化が進んでいるので、たまにタワレコなどへ行くと発見の連続で楽しい。もちろんネットを通じてそれらの情報を得ることはできるのだが、ビッグ・ネームならまだしも、マイナーなミュージシャンだったりするとレーベルや本人のオフィシャル・サイトでしか告知されないことも多いので、知らないうちに店頭に並んで、知らないうちに廃盤になっていたりする。いくら安くて便利でもアマゾンなどのネット通販にのみ頼っていると目的のタイトルだけを探すため、どうしても目に触れない情報がある。実店舗に足を運ぶメリットは大きいのである。また現物を目にするのと、文字の情報を読むだけとでは印象の度合いも違う。文字情報だけだとどうも忘れてしまうのだな。これは年齢による記憶力の低下も関係あるだろうが。
 8階の洋楽フロアではJah Wobbleの新作アルバムが並んでいるのを見つけ、ビックリ。試聴機で2〜3曲聴いてみたらブリブリのベース音に衰えは感じられず、ダブ・ヴァージョンを並べて収録していたり、その辺は相変わらず。2〜3曲聴いただけでは全体像までは判断できかねるが、聴いた曲はいずれもアンビエントやワールド・ミュージックの要素は希薄で、割とポップなつくりだった。
 他にはチズウィック・レーベルの再発シリーズでRadio Starsの紙ジャケとか、昔出ていたアトランティックのボックスセットのバラ売りとかを、ほぉ〜〜と言いながら眺める。これらはお金があれば即購入だが、フジロックを控えた今は中々そうもいかない。帰ってアマゾンの値段を調べた上で買うかどうか決めることにする(笑)。ここで買ったのは『I Could Have Been a Contender 』というトロージャンが出したJah Wobbleの3枚組アンソロジー。PIL時代からその後のソロ作品まで、キャリアをほぼ総括した内容で、トロージャンの箱ものらしくお買い得価格だったため。
 10階の書籍フロアへ行ったら、『NO DEPRESSION』の最新号が入荷しており、表紙がAllen ToussaintElvis Costelloで、11ページに及ぶインタビュー記事も載っていたので購入。さすがにこの手の雑誌まではアマゾンではフォローしていないはず。そう言えば『DOWN BEAT』の先月号もAllen ToussaintElvis Costelloが表紙&インタビュー記事があったのに、結局買い逃してしまった。5月下旬に一度タワーの店頭で見て、今度買おうと思っていたらそれを最後にどこでも買えなくなってしまって往生したばかりだった。最近はタワーでも『DOWN BEAT』の取扱量は少ないようで、HMVに至っては昨年から扱っていないそうだ。こういう洋雑誌は一度買い逃すと入手が非常に面倒なので、出来る限り見つけた時に買っておきたい。生きていると金のかかることばかりだ。
 帰り際、タワーのbounceの表紙もToussaint、Costello&Mika Nakasimaだったのを思い出し、一部貰う。今のbounceは100%PR誌なので、記事を読んでも全然面白くないのだが。