When I'm 64



 朝からネットでBonnaroo Fesのストリーミング放送を見る。最大の目当てはエルヴィス・コステロアラン・トゥーサンである。
 朝ご飯の準備をしていたので頭の20分ぐらいを見逃してしまったものの、そこからでも1時間強、トータルでは1時間半ぐらいは演奏したはず。内容は最高の一語に尽きる。モニターの前でワーワー騒ぎながら見てしまった。テネシー州で行なわれている演奏(実際はストリーミングの4時間ほど前に収録されたもの)に向かって手拍子したり、歌ったりしているのは気持ち悪い光景だと我ながら思うが、まあ、誰が見ているわけでもなし。
 トゥーサンとの共演である部分もさることながら、ブラス・セクションが付いていることが今回のツアーの特徴。エルヴィスは83〜84年にもブラス隊を率いたライヴをやったことがあるが、サザン・ソウルへの無邪気な憧憬を表現したあの時とは違い、自分の音楽で本物のサザン・ソウルの伝説たちとタイマンを張っていたことに感動。もはや「○○風」と呼ばれる水準を脱し、エルヴィス・コステロでしかない境地に達しているのだなと。
 セットリストは以下の通り。私は「Freedom for the Stallion」から見た。

01. (What's So Funny 'Bout) Peace, Love And Understanding?
02. Monkey To Man
03. Tears, Tears And More Tears
04. A Certain Girl - Allen vocal
05. Clown Strike
06. Broken Promise Land
07. Freedom For The Stallion
08. The River In Reverse
09. Who's Gonna Help Brother Get Further? - Allen lead vocal
10. International Echo
11. Play Something Sweet (Brickyard Blues) - Allen vocal
12. Bedlam
13. Watching The Detectives
14. I Can't Stand Up For Falling Down
15. High Fidelity
16. Pump It Up
Encore 1
17. Alison / Tracks Of My Tears
18. That's How You Got Killed Before
19. Yes We Can Can
20. The Sharpest Thorn

 それにしてもこの編成での演奏の素晴らしさよ。このまま何とか日本まで来てくれないものかね。前回2004年の来日が不入りだったし、総勢10名の大所帯なので、SMASHは及び腰になっているかもしれないが、多少チケットが高くてもいいから呼んでもらいたいものだ。


アラン・トゥーサン露出情報
 mixiより転載。

【テレビ】
テレビ東京 SHOWBIZ COUNTDOWN 7月2日(日) or 9日(日)
 24:00〜24:30 コメント他
CX “ニューオリンズ復興”全国ネット特番 7月18日(火)26:43〜27:43
 トーク&パフォーマンス
フジ TV 721+739 中島美嘉特番 Vol. 1 7月1日(土) 21:00〜22:30
 (よみがえれニューオーリンズ〜再生への祈り〜)
 http://www.fujitv.co.jp/cs/program/7211_252.html
フジ TV 721+739 中島美嘉特番 Vol. 2 8月1日(火) 時間不明
【雑誌・書籍】
BOAO8月号(マガジンハウス)インタビュー記事 7月7日(金)
エスクァイア日本版10月号 インタビュー特集3P(トゥーサン)8月25日(金)
Lapita8月号(小学館) インタビュー 7月6日(木)
BRUTUS インタビュー(トゥーサン) 8月1日
バウンス(タワーレコード)表紙+インタビュー 6月25日(日)
バウンス(タワーレコード)インタビュー(トゥーサン)7月25日(火)
intoxicateタワーレコード)インタビュー(トゥーサン)6月25日(日)
ニューオリンズ特集本(タワーレコード)インタビュー(トゥーサン)8月下旬
【新聞】
毎日新聞夕刊 6月22日(木) トゥーサン・ライブ評
【その他】
タワーレコード[NO MUSIC, NO LIFE]ポスター 7月〜
 コステロ、トゥーサン、中島美嘉

 上記雑誌のインタビューは先日の来日時に行なわれたものと思われる。あの短い滞日期間にこんなにたくさんの取材を受けていたのかと驚く。原宿の単独ライヴの時、「エルヴィスと一緒にプロモーション活動をしていると、インタビューを受ける機会がたくさんあるが、どんな取材でもちゃんと説明するエルヴィスには感心する。私はピアノと出会ったことが全てで、音楽について言葉で語ることなんかできないよ」とこぼしていたのも無理はないか。