俺には何もない

k_turner2006-04-09



フジロック出演者発表第4弾

THE CRIBS / FIELDS / JET / KEN YOKOYAMA / THE MARCO BENEVENTO / MO'SOME TONEBENDER / NATSUMEN / SNOW PATROL / SONIC YOUTH / TRISTAN PRETTYMAN / UA x 菊地成孔 / THE ZUTONS / 小野リサ / 矢野顕子

 ソースはinter FMの番組より、2ちゃんねる経由。個人的には今までで一番盛り上がる面子。UA x 菊地成孔が待望だったのは言うまでもないが、SONIC YOUTHだって前回のフジは何かとバッティングしていて見逃しているし、NATSUMENも楽しみ。矢野さんはピアノ・トリオだとなお良し。客観的にはやはり地味なのだろうが、私はこれでいいや。
 しかし日曜の大トリが未だに発表されないのは何故?納豆や海栗さんだと専らの噂だったから、本当にそうなのであればここまで発表を引っ張る意図が不明。もしかして流れちゃったのかな。


ローリング・ストーンズ上海公演セットリスト

Start Me Up
You Got Me Rocking
Oh No Not You Again
Bitch
Wild Horses (with Cui Jian)
Rain Fall Down
Midnight Rambler
Gimme Shelter
Tumbling Dice

  • Introductions

This Place Is Empty (Keith)
Happy (Keith)
Sympathy For The Devil
Miss You
It's Only Rock'n Roll
Paint It Black
Jumping Jack Flash
You Can't Always Get What You Want (encore)
Satisfaction (encore)

 全18曲と普段より2〜3曲少ない。以前伝えられていたように、中国当局から演奏しないようにとお達しがあったとされる「Brown Sugar」「Honky Tonk Women」「Beast of Burden」「Let's Spend the Night Together」「Rough Justice」は予想通り演奏されず。しかし「Bitch」は大丈夫だったのか(笑)。
 「Wild Horses」で崔健と共演しているのが目を引く。この人も中国政府の圧力によって一時音楽活動ができなかった人であり、ストーンズ側から見ても同志と認識されているのかも。日本公演では国内ミュージシャンとの共演は一度も実現していないから、そういう意味では日本のミュージシャンはまだその存在価値を認められていないとも言える。清志郎あたりで何とかならなかったのかな。
 以前にも書いたように、上海公演のチケット代は庶民の月収を超える価格だ。新聞には「本場のロックを求めて8000人を超えるファンが集まった」などと書かれているが、この値段では庶民はほとんど見られなかったと思う。上流階級(共産国でそのような階級が存在するのは納得できないものの)だけが鑑賞可能だったのではないか。はるばる上海まで出向いて1回限り8000人の動員ではストーンズ側には利益はほとんど出ていないと思われるから、既成事実が欲しいがための公演だったということなのだろう。