He's telling me more and more about some useless information

k_turner2006-03-02



 2/26の高円寺Club Linerライヴレポに写真を追加しましたよ。自己採点では90点ぐらいの出来かな。ただし1000点満点で。
ストーンズ中国初公演は検閲付き

[北京 28日 ロイター] 今年4月、ローリング・ストーンズがいよいよ中国本土でコンサートを行うが、公演では中国政府の検閲に従う方針だという。主催元が28日、明らかにした。
英国のベテラン・バンドのストーンズは2003年春、中国で初公演する予定だったが、新型肺炎SARS)感染拡大で中止となった。主催のEmma Entertainment社はウェブサイト(www.emma.cn)で、ストーンズは「ア・ビガー・バン」ツアーの一環として、4月8日、上海で初の中国公演を行う、と発表した。
同社によると、ストーンズは絶対に中国政府とトラブルを起こすつもりはないという。
中華人民共和国文化部は2003年、ストーンズ・サイドに「夜をぶっとばせ」「ブラウン・シュガー」「ホンキー・トンク・ウィメン」「ビースト・オブ・バーデン」の4曲を演奏しないように、と通達した。
理由は説明されていないが、この4曲はストーンズのヒット曲の中でも、露骨な性的表現が多い曲だ。
同社は「今回、ストーンズをおそらく、これらの曲を演奏しないでしょう」とコメント。
ストーンズは、中国と西欧の相違を理解しています。中国政府に反することは一切しない方針です」
ストーンズの暗い曲、「アンダー・マイ・サム」「悪魔を憐れむ歌」などは演奏される予定。ストーンズは何十年も前から、中国本土でロックの饗宴を繰り広げたい、と望んでいた。それを考えれば、4曲の演奏を控えることくらい、軽い代償だ

 性的表現が引っ掛かるのなら、「アンダー・マイ・サム」だってお咎めがありそうなものだが。「サティスファクション」だって性的満足についての歌とも解釈できるし、「ラジオからは役に立たない情報ばかり流れてくる」の行は中国政府的には大目に見るのだろうか。それに今の感覚では「夜をぶっとばせ」なんてどこが露骨なんだ?と思うけどなあ。
 これで実際の公演では「スター・スター」でもやったら、グッジョブ!なのだが、記事中にもある通り中国政府の反感を買うようなことはしないでしょう。ストーンズは実は大変日和見主義のバンドなのだ。それなのに過激で反社会的なイメージを植えつけることに成功しているところが偉い。
 ところでこの中国公演のチケット代は「300元〜3000元(4300円〜4万3000円)」だそう。いくら最近の中国の経済発展が著しく、しかも富裕層の多い上海での公演とはいえ、所得水準を考えたらべらぼうに高い。3000元なんて庶民の月収を超えている。ということは日本公演のチケット代なんてまだ良心的価格設定とも言えるな。納得できるかどうかは別として。