思うに、姉歯が今まで出てこなかったのはカツラを新調していたからじゃないか？

　今日の証人喚問はダイジェスト版をニュースで見ただけだが、それでも集団リンチを見せられているようで気分の良いものではなかった。あの４人の中で最も立場の弱い人間はどう考えても姉歯なのに、姉歯を攻撃したところで問題が解決するとは思えない。法を犯したという意味では確かに姉歯に罪はあるだろうが、コスト削減のためなら建築基準法違反もやぶさかでない構造が業界内にあるのなら、姉歯でなくても誰かが偽造したはずだ。「血の通った反省の言葉聞かれず」などと新聞は書いているようだが、建物が出来上がった後で反省したところで何が改善されるのだ。
　姉歯は「弱い自分」と表現していた。大抵の人間は弱いし、見ず知らずの他人の命より自分の命の方が大切だ。良いか悪いかで言えば間違いなく悪いことをしているのは理解するが、私は姉歯にしても、脱線事故を起こした福知山線に乗っていながら救助作業には手を貸さず歩いて出社したJR職員にしても、個人的に非難などできない。今日もアフリカやアジアの貧しい国で子供が飢えて死んでいくのを知りながら、ご飯は食べたし。
　とか何とか言いながら、日記を更新する意欲は全く無し。入院中、及び退院してからのここ数日、何だかんだと考えねばならないことがあって、その考えが纏らない内は何をすればいいのかが分からず、気力というものが一切湧いてこない。考えねばならないことというのは、「人生とは何か」とか、そういう誰でも考えるようなことに過ぎないのも分かっているのだが。


◆ホリコンチャート(ネタ元：「音楽聴こうよ！」)
　リンク先の管理人が勝手に作成したヒットチャート。ランキングを決める要素は100％、管理人の主観によるもの。
　これを見て、そういえば私も16歳ぐらいの時ノートにオリジナルのヒットチャートを付けてたなあと思い出した。ページの左半分がとあるFMの洋楽情報番組のチャート、右半分が自分で勝手に作成したチャートで、それぞれ10位までを記録。オリジナルのチャートは、当時の新譜が中心だったが、もちろん私の個人的な思い入れだけで決定されるので、プリンス、エルヴィス・コステロあたりがしょっちゅうランクインしていた。さらに当時はビートルズが別格中の別格だったので、ビートルズだけでトップ５までのチャートも作っていたような気がする。
　そんなバカバカしいヒットチャートを毎週作成し、１年近く続けた記憶がある。実家に帰ればまだあのノートは残っているかもしれない。
　この「ホリコンチャート」が私以上にバカなのは、作成者本人以外、全く無意味なことを10年近く続け、なおかつネットを通じて発信していることである。しかし「だからどうした」と言われるようなことに傾ける情熱こそ、尊いと私は考える。