Strangers when we meet

傑作オージーガレージ



 先日ここで書いた『Children Of Nuggets』4枚組が届いた。注文してから10日ほどしか経っていない。やるな、アマゾン本店(と輸送業者)。
 早速開封しようとして、ラミネートの上に貼ってあるステッカーに笑った。「Not Your Parents' Garage Box!」と書いてあったからだ。アメリカでは親子2代でサイケ野郎でガレージ・パンカーということもあるのだろう。うちの親がCount FiveやShadows Of The Nightを聴いているところなんか想像できないが。
 中身は第1弾以来のフォーマットを踏襲しており、豪華で丁寧に作られたブックレットが付属している。当然全て英語なので、まだ一部を拾い読みしただけだが、Nigel Cross(雑誌Bucketfull of Brainsの編集長)による概論、1曲毎の詳細な解説、貴重な写真の数々、いずれもさすがライノと言える充実した作りだ。これだけでも所有欲を満たしてくれる。買って良かった…。
 肝心のCDは、まだ1枚目を聴いただけ。リアルタイム、或いは多少後追いで聴いていたバンドが過半数を占めるので、郷愁を覚えるのは今までのこのシリーズには無かったことだ。お陰で2枚目に手を付ける前にBarracudasやSmithereensの他の曲が聴きたくなり、またBig Starが入ってないことに気付き、それらをプレイヤーに突っ込んだりしている。このままでは4枚聴き終えるのはいつのことだろう。
 この時代(主に80年代)のガレージ、ネオ・サイケの曲がかかるクラブ・イベントなんてどこにも無いので、仕方なく自宅でひとりパーティーを開いている有様だ。


HMV、輸入盤CD・各種DVD対象年末ディスカウントキャンペーン11/12〜12/31開催
 勤め人の皆さんは、そろそろ冬の賞与の使い道を考えているかもしれない。よろしいなあ。私憤はともかく、HMVの恒例歳末セールの今年の目玉は、「DVDディスカウント対象商品を2枚以上購入すると、業界初のオムニバスのフリーサンプラーDVD「MOVIE PLAYLIST」、12月1日からは「DVDディスクガイド」が先着でプレゼントされる」というもの。DVDの対象商品は2枚同時購入で20%オフというから、レコファンもうかうかしてられないだろう。HMVはポイントカードもあるしね。
THE ROLLING STONESがレア楽曲集『Rarities 1971-2003』発表
 先日も取り上げたが、日本盤の発売が決まったので再度。日本盤は11/30発売予定。今のところ収録曲は欧米と同一であるようだ。価格差が600〜700円ぐらいあるので、わざわざ日本盤で買う必然性は感じられない。ただし今回は日本盤にもCCCDの表記が無いようだ。EMI原盤ではなく、Virgin原盤になることと関係あるのかな?
NHK「プロジェクトX」 最終回のテーマは”受信料徴収”

 最終回のテーマを巡っては、編成局が「『プロジェクトX』の名にふさわしい大規模な計画の裏話」を提案したのに対し、製作側が「再び過剰演出になる」と反発。「やりたい放題やろう」と、海老沢前NHK会長の「育毛プロジェクト」という投げやりな提案も飛び出したが、最終的に「今一番必要」(NHK幹部)ということで、身内の受信料徴収にスポットを当てることとなった。

 今NHKの内部がいかにグダグダで迷走しているかを物語るような記事だ。遂に自画自賛に走ったか。

 最終回は90分拡大スペシャルで、現在検討中の放送内容は、受信料徴収率100%の名物集金人が語る集金の苦労のほか、暴力団事務所からの集金エピソードや、居留守とのあくなき攻防など最後にしてはささやかな内容が並ぶ。
 しかしNHK側は「涙と感動の90分になる」と強気の姿勢を見せる。定例会見で三原井放送総局長は「番組を見終わった視聴者が、感動のあまり受信料支払いに殺到するような番組を作る」と自信を見せた。

 プロジェクトXって実は一度も見たことがないのだけれど、最終回を見て万一受信料支払いに殺到したくなったら大変なので、私はスルーの予定。