ストーンズ新譜はiTMSで購入の線濃厚編



東芝EMIが新型のCCCDを市場投入へ(ネタ元:音楽配信メモ)
 既にあちこちで触れられていますが、私も一言言っておきたい。
 このニュースを報じたのはCDJournalが最初のよう。その記事を以下引用。

 コピーコントロールCDCCCD)での販売が続いている東芝EMIが、パソコンでの使用を考慮したという、新たな音楽CD“セキュアCD”を販売する。
 この“セキュアCD”について同社は「従来のCCCDとはデータの保護方式が異なり、従来の一部機種での再生の不具合は発生しない」と説明。また「Windows PCに挿入すると、このディスク独自の音楽再生ソフトが立ち上がり、CD-DAデータの再生、HDDへのコピー、CD-R作成が可能になる」とも説明しています。使用技術の開発元はマクロヴィジョン。なお専用ソフトはWindows XP(32ビット) 用となっており、XP(64)やMacintosh等には非対応。またApple iTunesにも非対応となっています。
 またこの“セキュアCD”では、「Windows Media Playerによって、HDDからWMA DRMに対応したHDD型/フラッシュメモリ型携帯プレーヤーへの転送と、曲を選んでコンピレーションCD-Rを作成することも可能になる」とのこと。多くのユーザーがいるApple iPodへの曲の転送が可能かについては、現在までのところ不明です。
 今後、8月31日発売予定のローリング・ストーンズのニュー・アルバム(写真)を皮切りに、ポール・マッカートニーペット・ショップ・ボーイズケイト・ブッシュのニュー・アルバム、そして、コールドプレイ、ゴリラズの最新シングルなどが販売されていく予定です。
 なお、この“セキュアCD”では、これまでのCCCDとは動作等が異なるという理由から、CCCDに付けられていた「CCCDロゴ」は使用されないとのこと。商品外装裏面に「パソコンでのご使用には制約があります」と表示されるそうです。

 まず従来のCCCDでは再生機に不具合が出ることをはっきり認めているのが笑える。アホかと。ならばその補償ぐらいするのが当然だ。工業製品として不良品を売っていたのだから。それもしないで今度の方式は大丈夫ですと言って誰が信用するものか。
 音楽配信メモによると、今度の“セキュアCD”とやらは現在アメリカで導入が進んでいるXCP(フー・ファイターズの新譜米盤など)ではなく、CDS-300という方式であることが有力視されている。XCPCDS-300の違いについても音楽配信メモに詳しいので、そちらを参照してもらった方が早い。XCPはレッドブックに準拠しており、再生機器への負荷もないとされており、その点はCDS-300よりは安心。とはいえ、一旦CD-Rにコピーした状態では不具合が報告されているし、iPodへの転送もできないという問題がある。
 私個人はパソコンでCDを聴くことはあるけど、iPodは使ってないし、市販CDに関してはCD-Rへのコピーもほとんどしない。音質と再生機器への負担さえ問題なければコピーや変換ができなくても困ることはないのだが、現在は私のようなユーザーばかりではないのも知っている。電車に乗ればiPod白いイヤホンは頻繁に目にする。困る人だって大勢いるのだ。もちろん音質と再生機器への負担が保証されていないのであれば、私だって大いに困る。
 問題はCDS-300は当然のこと、XCPにしたってこれらの問題が全くクリアーになっていないことだ。メーカーがいくら大丈夫だと言ってもそうではなかったし、ここに書いた情報だってほとんどはユーザー有志が独自に調べて明らかになったことである。今までも散々言われている通り、どうして金を払うユーザーが「プレイヤーが壊れるかもしれない」とか「iPodに入らないかもしれない」とか心配を抱かねばならないのだ。本来音楽を鑑賞する上では関係ないはずの事象を憂いたり、ネットなどで調べたり(それができるようになったことはありがたいが)、神経や時間を費やさねばならないことに腹が立つ。
 音楽CDとて商品であることには変わりがない。メーカーはユーザーに安全な商品を提供しなければならないし、そのための情報も提供しなければならない。しかるに東芝EMIが今回発売する“セキュアCD”とやらはそれとは全く逆の方向性を打ち出しており、従来の「CCCDロゴ」を使用しないときている。これは明らかにCCCDのロゴがなければCCCDではないと誤解するユーザーに的を絞ったまやかし商法だ。恥を知れ。
 2ちゃんねるではこんなスレッドが立てられているぐらいだから、ユーザーだってバカじゃないことぐらい早く気付けばいいのに。因みにユーザーを小バカにした態度は会社の体質のようだ。この東芝EMI洋楽スタッフの溜池日記を読むと、文章が下手でセンスがないのはプロではないのだから目を瞑るとしても、どの人も選民意識が丸出しなのは痛々しくすらある。何だよ「エースを探せ'05」って(笑)。何様のおつもりで?あらゆる業界で、今時これほどユーザーと違う目線で商売が成立する業界って他にあるのだろうか。


 話は変わり、私は常日頃からいかにバカな、ムダなことに時間やお金がかけられるかで人間の価値は決まると考えている。その価値観から見てまごうことなき偉人と呼べる日韓の2名を紹介したい。
プッチンプリン300個、24時間以内に完食
 誰に指示されたわけでも、頼まれたわけでもない。それでも彼は24時間以内にプッチンプリンを300個食べきることを決意し、実行したのだ。あぁ、これだけで目頭が熱くなる。
 その模様は自ら2ちゃんねるにリアルタイムで書き込むことで、実況された。以下がそのログ。
プッチンプリン300個、24時間以内に完食
プッチンプリン300個、24時間以内に完食    その後
 実行したのはこの気の触れた浜田省吾のような彼。

 このページによるとプッチンプリン1個は78g、112kcalあるとのこと。ということは300個完食すると23.4kg、33600kcalが彼の腹に収まることになる。値段はセール価格でも1個105円ぐらいらしいので、3万円以上は使っていることになる。本格的にアホである。
 また24時間で300個を食べ尽くすには4.8分に1個のペースで食べ続けなければならない。もちろん不眠不休でだ。常軌を逸したアホである。
 結果については…、ログを見てくださいな。ホントにホントにバカだ。でもこういう人こそが偉いのである。
韓国で50時間オンラインゲームをやり続けた男性が死亡

[ソウル 9日 ロイター] 韓国南東部の都市・大邱インターネットカフェで、ほぼ休憩なしで50時間オンラインゲームをやり続けた28歳の男性が、ゲームを終えた後まもなく心不全で死亡した。当局が9日発表した。
 男性の身元は姓が「リー」ということしか公表されていない。
 リーさんは、8月3日からオンラインのバトルシミュレーションゲームを始め、トイレに行く時と簡易ベッドでの短い仮眠以外はモニターの前を離れなかったという。地元の警察当局者は電話で、「死因は極度の疲労による心不全とみている」と述べた。
 中央日報によると、リーさんはゲームをする時間を増やすために最近仕事をやめたばかりだった。リーさんが帰宅しなかったので母親が元同僚らに居所を探すよう依頼、彼らがネットカフェにいるリーさんを発見した時、リーさんはゲームが終わったら帰宅すると話していたという。
 韓国は最もインターネットが普及した国の1つで、ゲーム業界も大規模化・高度化が進んでいる。
(ロイター) - 8月10日14時28分更新

 28にもなって「ゲームをする時間を増やすために最近仕事をやめたばかり」というあたりが何とも香ばしい。彼の死は殉職と呼ぶべきだろう。これを機にネットゲームに規制をかけるようなことだけはやめてもらいたい。彼の死を無駄にしないためにも。