◆ポーグスの来日予定がオフィシャルから消えた件について


 フジロックの出演が発表され、その前には東京、大阪での単独公演が予定されていると噂されていたポーグスであるが、今日現在、彼らのオフィシャル・サイトからそれらの予定が消えてしまっている。さらに東京単独公演の予定があった7月27日の渋谷AXのスケジュールはオリジナル・ラヴの公演が開催されることになっているのだ。
 これらのことから、「単独公演が中止になったのでは?」「もしかしてフジを含めて来日自体が無くなったのでは?」とネット上で噂が錯綜している。ポーグスのオフィシャル・サイトでのフォーラムでもその件が取り沙汰されている
 今のところSMASHが公式に発表したのは7月29日フジロックへの出演のみである。その前の27日東京、渋谷AX、28日大阪、マザー・ホールでの単独公演についてはポーグスのオフィシャルとシェーン・マクゴワンのオフィシャル・サイトに掲載されただけである。シェーンのサイトからはその情報はまだ削除されていない
 現段階ではっきりしているのは、7月27日に渋谷AXではポーグスの単独公演は行われないということだ。別の会場になるのかもしれないし、公演そのものが行われないのかもしれない。28日の大阪公演についてはマザー・ホールがスケジュールを発表していないので不明である。ポーグスのオフィシャルのフォーラムによるとメールで問い合わせた人がいて、マザー・ホールからの返信には「まだ決まっていない」と書いてあったようだ。
 単独公演が行われないだけならまだ納得できるが、最悪のケースは回避してもらいたいものだ。


Dinosaur Jr. 超強力ボーナス・トラック入りで再発!

約16年ぶりの再結成、そしてFUJI ROCK FESTIVAL '05への出演で注目を集めているダイナソーJr.。そんな彼らのデビュー・アルバム『Dinosaur』('85)、2nd『You're Living All Over Me』('87)、3rd『Bug』('88)の3タイトルが再発されることとなった。すでにボーナス・トラックが収録されたUS盤が3月に発売されているが、今回リリースとなる日本盤には、これに加えてJマスシスが自らセレクトしたトラックがそれぞれ2曲ずつプラスされているとのことなので、ファンには見逃せない!! リリース日は6/22の予定となっている。

 この間米盤の再発CDを見つけた時に購入しようかかなり悩んで辞めておいたのだが、買わなくて良かった。ファーストは初日本盤化のはず。再結成のメンバーでもあるオリジナルのJ、マーフ、ルー・バーロウで制作されたのはこの3枚だけなので、タイミングとしても納得。
 ダイナソーJr.の現役当時を知らない可哀想な若造の諸君は、フジロックへ行く前にせめて『Bug』ぐらいは聴いておいた方がよろしいよ。


坂本龍一の着メロ付き、10万円相当の携帯電話

 フィンランドノキア社は7日(現地時間)、坂本龍一のオリジナル曲を着信メロディーにした携帯電話『ノキア8800』と『8801』を発表した。禅の世界を意識したというデザイン重視の製品で、欧州では750ユーロ(約10万5000円)で販売する。
 欧州・アジアで普及しているGSM方式の機種で、ヨーロッパ、北米、アジアで発売予定。ブランド時計の生産ノウハウを活用して、高級感を打ち出したのも特徴だ。ステンレス仕上げで、ディスプレーも強化ガラスで傷がつきにくい。
 坂本氏のオリジナル曲は『Dharma』(ダルマ)と名付けられた。50万画素のカメラも内蔵。EDGE方式の高速データ通信、音楽再生、FMラジオ、ブルートゥースに対応している。8800は欧州・アジア向け、8801は北米向け、第2四半期から第3四半期にかけて発売する。

 私が3月まで務めていた会社は某携帯キャリアなのだが、7年ほど前、これと同じアイディアを社内提案として提出して却下されたことがある。ちょうど着信音を自分でプログラムできるようになった頃(まだダウンロードはできなかった)で、ユーザーが自分の好みに合ったメロディーを打ち込むのが流行っていたのだ。それに着目して著名作曲家にオリジナルの着信音を作曲させ、それが登録された端末を限定で発売すればヒットすると踏んでの提案で、作曲家の候補として正に坂本龍一の名前も挙げていたのに「コストが見合わない」とかの理由で採用されなかった。
 しかしその後の着メロ、着うたのサービスのヒットを考えると逃した魚は大きいような気もしないでもないのは私だけだろうか。他人とは違う着信音に価値を見出すユーザーは当時考えられていた以上に多かったのだ。今になってノキアが同じアイディアを商品化するとはね。


携帯黒電話!!!
 携帯絡みの話題をもうひとつ。昔懐かしい黒電話を携帯化してしまった人がいる。これが商品化されるとは思いもよらなかった(笑)。

黒電話と携帯電話を接続し、黒電話で通話できるというモノです。
1)受話器を上げてダイヤルを回すと発信できます。
2)着信があると、黒電話の中の本物のベルが鳴ります。受話器をあげて通話します。携帯の着信音は受話器から鳴りますが、ベルの音が大きいので聞こえません。
3)受話器を上げた後、携帯電話のメモリダイヤルを操作して発信することもできます。
通話自体は携帯電話の回線を使用しますので、携帯の料金がかかります。
小さな折りたたみ式の携帯電話なら、黒電話の中に収めることもできます。
内蔵電池により黒電話は動作しますので、持ち運ぶことも可能です。街のカフェでおもむろに鞄からこれを取り出して電話を始めれば、注目されること間違いなし!

 これを持ち歩けというのか。邪魔で仕方がない携帯とは逆転の発想で、案外売れるかも。月産300台ぐらいなら。黒電話端末ならNTTにたくさん在庫があるだろうし。