MAGIC LOVE8センチCDシングル



 勤務先にて福利厚生の一環として開講されている英会話サークルの先生が、ハワイへ引っ越ししてしまわれるため、今日はその送別会だった。この先生はカリフォルニア州出身のアメリカ人で、今NHK教育テレビで放送中の「ビジネス英会話」で講師を務める船川淳志氏の奥様であらせられる。そもそも船川先生に英語を教えたのはこの方なのだ。
 3年半ほどこのサークルに通った割にはまるで上達しない、ダメな生徒だった私ではあるが、週1回ネイティヴの英語に触れることでヒアリングの能力は伸びたように思う。またテキストを使わないフリーディスカッション中心の内容だったので、他の受講生たちと意見を交わしつつ、先生のアメリカ人としての意見が聞けたのはそれにも増して良い経験であった。文法的にはブロークンでも案外伝わるものだということも分かったし。
 送別会は既に退職したOBらも加わって盛大な会となり、良かった。受講生(ほとんどは私より若い)はアクティヴな人が多く、近々カナダへ留学する予定の人、ご主人の仕事の都合で中国へ行くことになった人など、活動範囲もワールドワイドである。皆一様に先生を慕っており、「何年か後にはハワイで同窓会を」という話も。私が気軽にハワイへ行けるようになる日は来るのだろうか。先生にはそれまでお元気でいていただきたいものだ。
防災無線試験放送の中止認めず 名高裁、呉智英さんの控訴棄却

 2000年9月の東海豪雨後、愛知県西枇杷島町防災無線のテストのためとして毎日夕方クラシック音楽を放送しているのは、静寂な生活を求める人格権の侵害だとして、同町在住の評論家呉智英(くれ・ともふさ)さんが、町を相手にテスト放送の差し止めを求めた訴訟の控訴審判決が11日、名古屋高裁であった。熊田士朗裁判長は請求を退けた一審・名古屋地裁判決を支持し、呉さんの控訴を棄却した。
 判決は「防災行政無線で毎日、定時放送を流している市町村は少なくない。設備の点検のため、どの程度の頻度で放送するのかは、各市町村が状況に応じて判断すべき裁量に委ねられているところが大きい」とした。
 ■呉智英さんの話 非常に残念で怒りを覚える。全国で同じ被害に遭っている人たちが声をあげ始めており、無意味な騒音公害をなくすためにも最高裁まで争いたい。

 いつぞやも取り上げたことのある、毎夕流れるドボルザークがうぜぇぇぇと言って訴えた裁判である。いつの間にか高裁まで行ってたのか。夕方になると流れてくるあの放送は、外で遊んでいる子どもに時間を知らせ、帰宅を促すためだと思っていたのだが、設備点検の意味があったのだな。そういう意味があるのなら、万一の時不備があって災害情報などが流せなかった場合に非難轟々だろうから、止めるわけにもいかないだろう。
 呉は最高裁まで争う覚悟だ。あの人ならやるだろうな。呉を黙らせる方法があるとすればドボルザークではなく中島みゆきを流すことである。西枇杷島町の勇気に期待したい。
フィッシュマンズ、ベスト&レア音源集の詳細が明らかに!
 既にあちこちに貼られまくっているニュースだが、記念に。

4/21発売
<PONYCANYON>
フィッシュマンズ『空中 ベスト・オブ・フィッシュマンズ
(PCCA-02127 \3,300(税込))
●DISC.1 (BEST TRACKS)
1. RUNNING MAN (Alb『Neo Yankees' Holiday』)
2. Go Go Round This World! (maxi single)
3. チャンス (Alb『Chappie,Don't Cry』)
4. POKKA POKKA (Alb『宇宙 日本 世田谷』)
5. BABY BLUE (Alb『空中キャンプ』)
6. MY LIFE (Alb『ORANGE』)
7. Weather Report (Alb『宇宙 日本 世田谷』)
8. 忘れちゃうひととき (Alb『ORANGE』)
9. すばらしくてNICE CHOICE (Alb『空中キャンプ』)
10. IN THE FLIGHT (Alb『宇宙 日本 世田谷』)
11. SEASON (single)
12. ひこうき (Alb『男達の別れ』)
13. 感謝(驚) (Alb『ORANGE』)
14. いかれたBaby (single)

●DISC 2 (RARE TRACKS & B-SIDES 1987-1994)
1. Blue Summer (Demo 1987)
2. ピアノ (Demo 199)
3. ひこうき (Studio Demo 199)
4. Little Flapper (Sg. B-SIDE 1991)
5. It's Be Alright (Sg. B-SIDE 1991)
6. 1ミリちょっとの (Rehearsal 1991)
7. あの娘が眠ってる[P.W.M.ver.] (Sg. B-SIDE 1992)
8. なんてったの [HAKASE mix] (Unreleased Outtake 1992)
9. 青空のように (Sg. B-SIDE 1993)
10. いかれたBaby (Demo 1993)
11. Blue Summer [LIVE ver.] (Sg. B-SIDE 1993)
12. BANANAMELON (米国音楽 1993)
13. MY LIFE (Demo 1994)
14. 救われる気持ち[LIVE ver.] (Sg. B-SIDE 1994)
15. NIYABINGHI BABY (analog「MELODY」 1994)

4/21発売
<UNIVERSAL>
フィッシュマンズ『宇宙 ベスト・オブ・フィッシュマンズ
(UICZ-4112〜3 \3,300(税込))
●DISC.1 (BEST TRACKS)
1. ずっと前 (Alb『空中キャンプ』)
2. 気分 (Alb『ORANGE』)
3. MAGIC LOVE (Alb『宇宙 日本 世田谷』)
4. エヴリディ・エヴリナイト (Alb『Oh! Mountain』)
5. Just Thing (Alb『Neo Yankees' Holiday』)
6. SLOW DAYS (Alb『空中キャンプ』)
7. あの娘が眠ってる (MiniAlb『Corduroy's Mood』)
8. 頼りない天使 (Alb『KING MASTER GEORGE』)
9. MELODY (maxi single)
10. ナイトクルージング (Alb『空中キャンプ』)
11. WALKING IN THE RHYTHM (Alb『宇宙 日本 世田谷』)
12. 100ミリちょっとの (single)
13. 夜の想い (Alb『ORANGE』)
14. 新しい人 (Alb『空中キャンプ』)

●DISC.2 (RARE TRACKS & B-SIDES 1995-1998)
1. Oh! Crime [DUB] (analog「Oh! Mountain」1995)
2. ナイトクルージング (Demo 1995)
3. ずっと前 (Demo 1995)
4. ナイトクルージング [Plasma Mix] (Sg. B-SIDE 1995)
5. SUNNY BLUE [HICKSVILLE MIX] (Sg. B-SIDE 1996)
6. FISH IS WATCHING YOU (Unreleased Outtake 1996)
7. I DUB FISH (Sg. B-SIDE 1996)
8. バックビートにのっかって (Demo 1996)
9. Weather Report (Demo 1997)
10. MAGIC LOVE [REMIX] (Sg. B-SIDE 1997)
11. それはただの気分さ (Demo 1997)
12. A PIECE OF FUTURE (Demo 1998)
13. A PIECE OF FUTURE (Live 1998)

 昨今のフィッシュマンズの人気は衰えるどころか、佐藤伸治の生前をも上回る勢いではないかと思うほどだ。90年代J-POPのアナログ盤中古市場はほぼ総値崩れの状態なのに、フィッシュマンズは相変わらず高値安定である。この編集盤2タイトルも、ファンに歓迎されることだろう。ポニーキャニオンとユニヴァーサルからの発売になるが、レアトラックのディスクは年代順なのに、既発音源に関してはそれぞれが権利を有するものをミックスさせている点がユニークだ。このソングオーダーになった理由は聴いてみれば分かるのかな。
Morrissey パティ・スミスの人気カヴァー曲をシングルでリリース!

モリッシーが、パティ・スミスの「Redondo Beach」のカヴァーをシングルとしてリリースすることが明らかになった。'04年にライヴで人気を博したこのトラックを、UKで3/28にリリースというモリッシー。シングルにはカップリングとしてザ・スミスの名曲「There Is A Light That Never Goes Out」のカヴァーおよび新曲「Noise Is The Best Revenge」が収録されるとのこと。

 これを取り上げたのは、復調のモリッシーに興味があるからではなく、私がパティ・スミスのコレクターだからである。パティをカヴァーしたレコードであれば手元に置いておかねばならないのだ。U2の「Dancing Barefoot」だって、サンディ・ショウの「Frederick」だって持っている。90年代初頭のハイプバンド、バードランドの「Rock N' Roll Nigger」まで持っている。当然このモリッシーのシングルも買わねばならないのだ。
 しかしモリッシーがライヴでこの曲を取り上げていたのは知らなかった。去年フジロックの出演が実現していれば聴けていたかもしれないと思うと、今さらながら残念だ。