k_turner2005-01-10



 朝6時過ぎに帰宅。今回の大阪行き当たりばったり一人旅は、もうひとつのテーマが「貧乏」であって、往復には夜行高速バスを利用。そのため3日間の行程のうち2泊が車中という、良い歳のおっさんにあるまじき強行スケジュールであった。また一番安いツアーを使ったのでバスの座席が狭いこと狭いこと。行きも帰りも見ず知らずの兄ちゃんと隣り合わせて密着しながらだし、トイレが付いていない車なので2時間おきぐらいにパーキングエリアで休憩を取るためその度に起こされるしで、熟睡はできなかった。その分安いから仕方ないけど。
 帰宅後入浴してネットをチェックしていたら、8時過ぎごろから猛烈な眠気に襲われそのまま就寝。目が覚めた時には午後3時を回っていた。歳には勝てないぜ。
 起きてからも頭がボーっとする。やらねばならない仕事(副業)があるのは分かっているけど、意欲が湧いてこない。大阪にいた2日間で歩き過ぎて足に豆ができた上に潰れてしまって痛くて仕方ないため、出歩くこともなく、部屋でゴロゴロしながら大阪での収穫のレコードを聴く。
 その中の1枚POPPEESの「JEALOUSY/SHE'S GOT IT」の7インチ(写真)が大当たり。ジャケットが漂わすにおいとレーベルがBOMPだったことから購入したのだが、マージービートの完全パロディのA面と、「LONG TALL SALLY」の歌詞を変えただけのB面の両方がポップでトラッシュで大笑いの最高の出来。よく見てみたらプロデュースはシリル・ジョーダン(Flamin' Groovies)で、エグゼクティヴ・プロデューサーにグレッグ・ショウのクレジットがある。BOMPとしても肝入りだったのだろう。調べてみたらこのバンドはBOMPにたった2枚のシングルを残したのみで解散したようだ。その後メンバーはSORROWSとBOYFRIENDS(VIBRATORSのパット・コリアがいたのとは同名異バンド)に分裂している。
 その他初期パンク、モッド、パワー・ポップ、ガレージなど、大阪で仕入れたレコードはどれもこれも良かった。今年のレコ運は大吉でのスタートと言えよう。ここ2〜3年沈静化していたこの辺りのレコード収集熱が再燃してしまいそうだ。