Does Nick burn CD?



◆アップルにはニック・ロウのファンがいるらしい
 先日エルヴィス・コステロの『Futurama Sessions EP』という作品を購入するためにiTunesを導入したという話を、賢明な方なら覚えておいでであろう。以来大変便利なのでそれ以降も使っているのだが、今日アップルのオフィシャル日本語ページにある「iTunesを使いこなす」という、マニュアルのページを見ていて笑ってしまった。スクリーンショットを用いて使い方の説明をしているのだが、プレイリスト画面にはっきりと「Nick Lowe」の名前が見える。よりによって何故ニックなのだろう。
 一応アメリカのAppleのページも確認したところ、ページ構成自体が違っていて、ニックの名前の表示のあるプレイリスト画面はどこにも無かった。アメリカのページにあったのはシェリル・クロウとかシールとか。これはやっぱり作成担当者の好みを反映しているのだろう。
 関係ないけど、『Futurama Sessions EP』のお陰でハードディスクに取り込んだ音源の編集に目覚めてしまった。それまではCD-Rを焼く方法もろくに知らなかった私が、この2週間ほどで既に30枚以上のCD-Rを作成している。iTunesでは対応していないFLACなどの音源を編集するためにJet Audioなど他のソフトも導入して、今や大抵の形式はエンコードができるようになったし、鼻歌を歌いながらそれらをCD-Rに焼いている。そして遂にはMP3プレーヤーも注文してしまい、届くのを待っているところだ。それがこれ。ハードディスクは1.5Gしかないものの、iPod miniより軽くて連続再生時間はずっと長い。実勢価格が2万円弱と安価だったことも決め手だった。1.5Gあれば普通のアルバムが30枚分ほど入れられるので、通常持ち歩くには充分だし。
 思いっきりおっさん臭い言い方をすれば、世の中はいつのまにかこんなに進歩していたのかと驚くことしきり。こんな楽しみ方をどうして今まで知らなかったのだろう。しかし『Futurama Sessions EP』が無ければ、今もこんな世界は知らずにのほほんと暮らしていたはずだと断言できる。