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◆ボブ・ディラン、「私は預言者ではない」
ディランが19年ぶりにテレビのインタビューに応じた。
[ニューヨーク 2日 ロイター] 歌手でシンガーソングライターのボブ・ディラン(63)が1964年にリリースした「ザ・タイムズ・ゼイ・アー・チェンジング」で語った内容は、すべて現実のことになったが、ディランは預言者ではないと述べている。
19年ぶりのテレビ・インタビューで、ディランは、偉大なものに例えられることは、居心地が悪くなるとしている。
5日放送予定のCBSの「60ミニッツ」でのインタビューで、ディランは「預言者や救世主になりたいと思ったことは一度もない」と述べ、畏怖の念を持ったファンと直面すると、自分がまるで詐欺師のように感じる時があると語った。
さらに、「私の作品は、単なる歌だ。教会での説教ではない。歌をよく考えれば、私が何かのスポークスマンではないことが分かると思う」と述べた。
また、米誌で、「ライク・ア・ローリング・ストーン」がロックの名曲の第1位に選ばれたことについても、「今週は1位かもしれないが、リストの順位は実に頻繁に変わる。あまり気にしていない」とコメントした。
(ロイター) - 12月3日16時47分更新
テレビはおろか雑誌も含めてインタビューには滅多に応じない人なので、大変興味深い。アメリカでは5日夜に放送されるとのことだ。日本でも放送されるのだろうか。
天才にシンパシーを感じるなどとおこがましくてとても言えないが、とても正直でシャイな人なのだろうとは思う。作る方は単に言いたいことを詞にしたり音楽にしたりしているだけだ。重々承知しているそんな当たり前のことを忘れさせてしまうから、才能というやつはやっかいだなあ。
このニュースを最初に見つけたのは、リンク先の日本語のサイト。一番最後のコメントは「時代は変わる」の歌詞を引用したのか?と思い、英語のサイトを検索したら違うことが判明。この部分は
You know, the list, they change names … quite frequently, really. I don't pay much attention to that,
と言っている。ちぇっ。何故か悔しいな(笑)。