書きかけのまま放置していたライヴの感想文2本をアップ。10/11Hot Club of Cowtown@渋谷Quattroと10/16日本のロック名鑑vol.4@新宿Loft。よかったらどうぞ。
 12月のエルヴィス・コステロ日本ツアーの追加公演がようやく発表になりましたな。まあ、そんなことは4ヶ月以上前に…(もういいって)。追加日程が無事遂行されるのはいいが、どうもチケットの売れ行きは良くないようだ。東京公演は1階席はほぼ埋まっているようだが、2階はまだ余裕があるようだし、大阪に至っては1階席すら半分ほどしか売れてないらしい。いずれもぴあの空席検索結果に基づいた私の予想。
 大阪は去年土曜日に行われたサンケイホールでも完売にはならなかったのに、今年は平日にも関わらず1000人ほど多く収容できるグランキューブで開かれるのは何故だ。SMASHはチャレンジャーなのか。今求められているのはこのチャレンジスピリットに応える関西人の心意気であろう。私は関係者でも何でもないけど、エルヴィスのライヴが閑散とした会場で開かれることには堪えられないのだ。頼みますよ、ほんとに。今年は少なくともグランキューブ公演には行けないので(…意味深)、行ける人は「一人一殺」ぐらいの覚悟で挑んでいただきたい。以上東京電力からのお願いでした。
 つーかさあ、今回盛り上がりに欠けてるのは既に理由も分かってるわけよ。
 あ、グダグダ愚痴ってるのは今そういうモードに入っているからで、ここまで読んだ以上諦めてくださいね。今日は建設的で心温まる話なんかしないので。
 話を戻して、今回のエルヴィス・コステロの新作発売とそれをサポートするツアーに関しては、素人目に見てもレコード会社に全くやる気が感じられない。売る気あんのかと問いたい。問い詰めたい。小一時間ばかり…、まあいいや。テレビ、ラジオでガンガン流せとは言わない。せめて音楽雑誌にページを割かせることはできないのか。私が知る限り国内の雑誌で新作に関するインタビュー記事を載せたところはまだない。アルバムのレビューはさすがにいくつか目にしたものの、どれもこれも歯ごたえの感じられないものばかりだ。概ね誉めているのはともかく、その根拠が見当違いで、ここ3〜4年のエルヴィスの仕事を把握せずに書いていることが見え見えなので読んで脱力してしまう。今ごろ『Painted From Memory』を比較に出してどうすんだよ。
 そういう瑣末な記事でお茶を濁す編集部の姿勢を招いているのは、レコード会社がプロモーションに熱心でないからだ。音楽雑誌がレコード会社からの広告収入によって成り立っていることぐらい誰でも知っている。
 これは国内に限った話ではなく、アメリカでも同様のようで、今回は各メディアへの露出が以前に比較しても少ない。さすがに最近焦ってきたのか、ここへ来てラジオやテレビへの出演は増えているとはいえ。昨日たまたまAmazon.comを見たら『Delivery Man』は10ドル台で売られていて愕然としたよ。早くもバーゲン価格に下がったということは相当売れてないのだろう。
 
 

こんどはややこしいよ:文化庁パブコメもう1コ募集 著作権法改正要望事項に対する意見募集について(文部科学省)
 唐突に話は変わる。先週13日に締め切られたパブリックコメントの募集はCD輸入権行使時の輸入禁止期間についての意見だったが、文化庁は現在もうひとつパブリックコメントを募集している。今回は「著作権法に対する業界団体の要望」で、項目も複数ある。締切りは21日に迫っており、それほど時間は残されていない。
 この件については19日付日記で詳しく触れる予定。時間に余裕のある人は先にリンク先のOTO-NETAさんのエントリーを参照しておいてください。