Root Of Star



ドコモMusic PORTER試用レポート
 現在幕張で開催されているCEATEC会場でMusic PORTERの実機に触れた人による日記。ショップの店頭にはまだデモ機も出ていないし、ドコモの最新カタログにすらまだ載っていないので、貴重なレポートだ。
 何々、MP3非対応で、圧縮形式はATRAC3のみか。メモリースティックDUOを使うことと、コピー対策を考慮に入れたのだろう。これはまあ、日本の現状では仕方ないところか。連続再生時間が音楽のみで5時間、FMラジオのみで18時間はちょっと短い気がする。もちろんこれはメールや通話に使わない場合の時間なので、実用上はもっと短いことになる。ただし音質が良く、ラジオの感度も良好とあるのは嬉しい。
 問題は発売時期。てっきり年末商戦に合わせて来るのかと思ったら、まだはっきりした発売日が決まっていないらしい。開発メーカーである三菱は「クリスマスまでに」、一方発売元のドコモは「2004年度中」と意見が一致していない。ドコモはFOMAを主力商品と位置づけているので、PDCに関しては一押しとはいかないのだろう。その分新製品とはいえ、メーカーとの間に温度差が感じられる。商品に訴求力はあるのだから、さっさと売り出せばいいのに。ぼやぼやしていると、他社がもっと魅力的な端末を発表するかもしれないぞ。
ディスクユニオンがニック・ロウのライヴ盤の販売を開始
 現在ニック・ロウオフィシャルサイトで買えるライヴ盤が、ディスクユニオンでも買えるようになったらしい。ただしお値段は3,490円(税込)。オフィシャルサイトで直接買うと、日本までの送料を入れても2,600円ぐらいだから、カードを持ってない人か、ネット通販は面倒だけどユニオンまで行くのは苦にならない人向け。
 なおこのライヴ盤はニックのアメリカツアーに合わせて、米Yep Rocでもリリースされており、ユニオンが扱っているのはYep Roc盤のよう。アメリカではライヴ会場とやはりYep Rocの通販で買える。
大丈夫か、bounce

ELVIS COSTELLO、NYで三日間で三通りのコンサートを披露
 ニューヨークのリンカーン・センターで、エルヴィス・コステロが3日間に渡るコンサート・イヴェントを行った。まず1日目は自身のジャズ・アルバムからの曲と、自分のヒット曲をジャズ風アレンジで聴かせたジャズの日。2日目はインポスターズを率いてのロック・コンサート。ニュー・アルバム『The Delivery Man』からの新曲をいち早く披露してファンを喜ばせていた。そして3日目は交響楽団によるクラシック演奏。コステロがイタリアのダンス・カンパニーのために作曲したもので、なんとバレエ音楽コステロは、フル・オーケストラによるスコアを手掛けたそうで、手掛けるジャンルの広さには改めて舌を巻くしかないだろう。

 と、10/6付けのタワーレコードのオンラインマガジンbounceが伝えているのだが、このライヴが開かれたのは7月だ。bounceは10/7付けでも7月に亡くなったニューヨーク・ドールズのアーサー・ケインの訃報を寄せている。しっかりしろ。
ティラノザウルス・レックス、リマスター、ボーナストラック入りで紙ジャケ化
 『登場!』『神秘の覇者』『ユニコーン』『ベアード・オブ・スターズ』の4枚に、T.REX名義のファーストの計5タイトルがそれぞれリマスターされ、大量のボーナストラック入りでリイシュー。日本盤は紙ジャケでのリリースとのこと。
 T.REX関係の音源は手を変え品を変え何度でもリリースされているから、今さら驚くようなことはない。しかも今回のボーナストラックはやたら数はあるものの、どれも大したことはなさそうだ。ただし個人的な思い入れで言わせてもらえば、T.REXのファーストは私が高校生の時に買った最初のT.REXのアルバムで、多分100回以上は聴いている愛聴盤である。この頃には曲もコンパクトになってきているし、ヒットを連発する直前だけにキャッチーな曲も目立つ。大名盤とは言わないけれど、好きなアルバムだ。これだけは手を出してしまいそうな気がする。