Matthew Sweet / Girl Friend

Girlfriend
週末の来日公演に備えて復習がてら聴く。このアルバムに関しては、今となっては「懐かしい」という感想しか出てこない。91年当時にはギターを中心にしたメロディアスなロックンロールはとても新鮮に聴こえたものだが。このアルバムとダイナソーJr.の『Wagon』を聴いて、ロックはまだ行ける!大丈夫だ、と盛り上がったのが昨日のことのよう。それほどロックというのは虫の息だったし、個人的にも失望していた時代だったのだ。
ノスタルジックな気持ちで聴いていて、11曲目にハッとした。タイトルは「Don't Go」。

Don't go
Don't make me have to say goodbye
'Cause I need to look you in the eye
Oh don't go

この曲でリードギターを弾いていたロバート・クワインは既に故人。単なる偶然には違いない。でもクワインに向けて歌われているように思える。今度の日本公演はバックをヴェルヴェット・クラッシュが務めることになっていて、それも楽しみなのだが、一度クワインが加わったバンドでも見たかった。