開店休業中のこのページですが、これだけは書いておきたい。ここに来るような方なら既にご存知でしょうけど。念には念を入れるということで。

選択肢を保護しよう!!
著作権法改正でCDの輸入が規制される?
実態を知るためのシンポジウム

期日:5月4日
場所:新宿ロフトプラスワン
時間:午後1〜3時
入場無料/ドリンク代500円のみ御負担ください
司会進行:ピーター・バラカン
パネラー:
民主党 川内博史議員
音楽評論家/HEADZ代表 佐々木敦
輸入盤ディストリビューター、リヴァーブ副社長 石川真一氏
ほか(現在、各方面の音楽関係者に打診中)
発起人:ピーター・バラカン高橋健太郎
協力:藤川毅

この催しは三人の個人有志のみによって運営されます。いかなる団体とも 無関係です。
http://www.ceres.dti.ne.jp/~donidoni/memorylab/

引用中にリンクのある高橋健太郎さんのサイトには当然その告知があり、その告知には数多くのトラックバックが付けられている。反響の大きさが伺われるというものだ。私がこのシンポジウムを知ったのは健太郎さんのレーベルMEMORY LABから届いたメールで、それによると「反対の集会ではなく、多方面からのパネラーの方々の話を聞く、「知るための」シンポジウムです。」とある。ここでは輸入権創設にまつわる話はしつこいくらいに書いているし、それなりに反響もあるので、個人的にはすっかり浸透しているのではないかと思ってしまう時があるのだが、それは全くの錯覚であって世の中的には全くと言っていいほど波風は立っていない。私の勤務先ではこの問題を知っている人をまだただのひとりも知らない。こちらから話を持ちかけてもほとんどは何の関心も示さない。そもそもうちの会社なんて9.11の翌日でも普段と寸分違わぬ様子で業務が行われた恐ろしいまでの無風状態な場所なので、直接の実害が発生しないような問題には無関心なのだが。しかしそれが世間の大半だとしたら、自分の知らない内に何者かの思惑にすっかり取り込まれているなんてことも起こりかねないわけで、空恐ろしいこと甚だしい。
こうしたシンポジウムが開かれることで、議論がネット上以外の場所へも広がる可能性は充分あるはずで、意義は大きい。私自身もディストリビューター側がこの問題をどう受け止めているのか、など知りたいことはたくさんある。できれば推進派のレコード協会や文化庁の関係者にも出席していただきたいところ。
しかしこんな時に限って原稿依頼が来ているというのは、私も運が悪い。ムック2冊と雑誌1冊で合計30ページほどを5月前半には仕上げなければならないことになっており、GW中は外に出られるかどうか微妙な情勢。3日にはライヴの予定もあるし…。何とか目鼻を付けて4日にはロフトプラスワンに向かいたいとは思っている。ただあそこって椅子、テーブルを撤去しても300人ぐらいしか入れないのでは。遅れていくと入れないってこともあり得る。