いささか旧聞に属しますが。こんなニュースから。
BBCでのラジオインタビューによるとジョージ・マイケルが商業ベースでのアルバムは今後発売しないつもりであるとのこと。ただし音楽活動そのものは続行し、新曲はネットでのダウンロードのみで発表し、発生した収益は全てチャリティーに当てるのだとか。その理由として「長年に亘って莫大な報酬を得てきたので、もうお金は要らない」そうで、「ミュージシャンとしては今レコードを売っている人たちより先駆的であるという自負もある」と。
音楽産業からは身を引くけど、音楽は続けるというパターンは思いつかなかった。実現したら画期的なことだ。サー・ミック・ジャガーあたりには耳の痛い話だろう。インタビューでの発言を読むとやけに達観してしまっているのが胡散臭くて、本当かねという気もしないでもない。うがった見方をすればニュー・アルバムの発売に合わせた話題作りのためのプロモーション・トークと判断されそうでもある。いずれにしろまだ実行はされていないわけで、私は彼の音楽にはほとんど興味はないけれど将来的に彼の言うとおりになれば拍手を送りたいと思いますです。
因みにやたらと凝っている彼のオフィシャルサイトにはこの件について今のところ何も触れられていません。