新しいパソコン様をお迎えするにあたって、ついでだから懸案だった部屋の模様替えも一緒にやってしまおうと思い立つ。パソコンのデスクと書棚の位置を入れ替えるだけだが、書棚は天井突っ張り型で2メートル以上の高さがあるので一度ばらさないと動かすことができない。まず中に入っている本を全部取り出す必要があるので一段ずつ抜き出していると、案の定久しく手にしてなかった本は懐かしさからついページをめくってしまい、作業は遅々として進まない。昼前から作業を始めて、それでも夕方には何とか格好がつく程度に片付いた。これで安心して新妻を迎え入れることができる。
片付けているうちに処分したい本がいくらか出てきた。さてどう処分するかだが、捨てるには忍びないしヤフオクに出すのも面倒だ。モノは試しにと近所のブックオフへ持っていくことにした。何しろ二束三文で買い叩くことで有名なブックオフだ。買い取ってもらうのは初めてだが、まともな本を持っていってろくな値段が付かないとしゃくなので、マンガ本だけ20冊ばかり持って自転車で約15分の旅路。
安いとは言っても1冊平均50円として1000円ぐらいにはなるだろうと踏んでいたら、敵はさらに上を行っていた。5分足らずの査定の末、提示された額は660円。聞きしに勝る極悪査定ぶりだ。全20冊のうち14冊は「ナニワ金融道」全巻だし、古いマンガばかりとはいえ、定価の5%程度にしかならないのか。しかも明細をくれないのでどれがいくらになったのか詳細は不明。重たいものをまた持って帰る気にもならなかったので、その値段で承諾して小学生の小遣いみたいなお金をいただいて帰宅。それにしてもまともな本を持っていかなくて良かった。