北米の大停電のニュースに関連して、アメリカでの電力行政のあり方、日本との比較などもちらほら取り上げられてるようだ。それらに目を通していて分かったのだが、先日11日の日記に書いたことは大いなる認識不足だったことが判明。日本においても電力の自由化は始まっていたのでしたー。すいませんでした。


ただし現在はまだ企業など大口需要のあるところにしか市場は解放されておらず、一般の家庭などへの電力供給の自由化はこれから段階的に進んでいくらしい。事実上現時点では日本の電力供給は私企業と公的機関の中間にある「電力会社」によって賄われていることになる。そのことによるメリットとは安定供給の実現であって、そうヒビの入る原発を建てて、しかも「安全ですよ」なんて嘯いている会社のやることであっても、世界的に見れば安定した供給を実現してるんだってよ。デメリットはコストがかかるということらしい。今回の北米の大停電の原因はこれを書いている時点でははっきりしていないが、これだけの大規模な停電に発展したひとつの要因としてアメリカでは電力が自由競争の下に供給されていることが挙げられている。価格面で安い電力を供給するためには、当然コスト削減は大きな課題であり、そのしわ寄せが危機管理不足に繋がったとする見方だ。それはもっともな話で、自由化すればいいというものでもないことはよく分かる。しかしねえ、私はあの「節電にご協力を」という東京電力のキャンペーンを見聞きするたびに腹が立って仕方がないのだよ。


今日の日記を書くにあたって、参考にしたページは次のようなもの。


http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/dr/20011218md01.htm
http://member.nifty.ne.jp/carib/eng/power.htm
http://www8.cao.go.jp/monitor/answer/ans1404-003.html
http://www.channel-e.tv/ecoguild/energylibrary/denryoku-top.html