住所不定無職1stアルバム 『ベイビー!キミのビートルズはボク!!!』レコ発ライブ >@高円寺U.F.O. Club


  • シャロウズ







 驚いた。あまりに良くて。
 昨年の10月だったか、新宿ロフトでの「Drive to 2010」のイベントでも見た記憶があるバンドで、見るのはこの日が2回目だったが、初めて見た時よりずっと良い印象。基本的にはGSのスタイルを取っており、よりソリッドに、よりクレイジーに洗練されたロックンロールを掻き鳴らす様が痛快だった。オリジナルと思われる曲がまた素晴らしい。
 比較するのは良くないかもしれないが、毛皮のマリーズBAWDIESに続くのはこのバンドという気がする。ゆらゆら帝国的な不気味さも合わせて魅力的。














 記念すべきレコ発イベントということで、この日は住所不定無職がトリ。あのU.F.O. Clubに110人も入ったという信じられない盛況ぶりだった。
 Twitterの方にも書いた通り、記念すべきイベントらしい充実した内容。そしてハプニングもあり、早くも風格すら感じられた住所不定無職だった。このライヴを見られたことは、一種の誇り。
 最後の方の写真で、ゾンビーズ子がユリナのテスコを弾いているのは、いつも使っているテレキャスターのチューニングが合わなくなってしまったから。ユリナとゾン子がドラムのポジションを交代する前に、「恋のテレフォンナンバー!リンリンリンッ!」でゾン子がフロアに突っ込んでギターに乱暴を働くのが恒例となっているのだけれど、この時ギターがトラブってしまったらしい。アンコールで再度ゾン子がギターを弾こうとしたら、チューニングが狂って戻らなくなってしまったのだ。テスコを弾くゾン子は珍しい光景だった。
 ところで住所不定無職などと名乗りながら、実はこの3人は結構高級な楽器を使っているんだよね。