春だというのに



 仕事柄平日が休みになることが多く、今日がその休日に当たっていた。昼から銀行へ行き用事を済ませた足で、近くのブックオフに寄ってみる。
 特に目的があったわけではないが、何となく中古CDのコーナーを眺めていると、sixの『GPBB』の未開封品が500円で並んでいるのを発見。これは嬉しい。この値段なら迷わず購入である。

 「洋楽 G」のコーナーにありました(笑)。sixのライヴはもうかなり長いこと見ていないので、最近はどんなことをやっているのか分からない。今月20日には京都夜想でNYLONと対バンがあるんだよなあ。この日は同様にご無沙汰なDIESEL ANNも出演する。「見に行かないでどうする」と言われているような気がするけれど、まだ思案中。
 後はSPECIALSの『Today's Specials』もゲット。これも500円。ジェリー・ダマーズもテリー・ホールも抜きで再結成した時の96年作。曲はカヴァーばかりだし、まるで期待できないアルバムだが、来日記念のご祝儀で。中古で買っておいてご祝儀もないもんだが。

 しかし平日の昼間だというのに、ブックオフは随分と賑わっていた。大学生などはもう春休みに入っているから目に付くのは分かるとしても、それとは無関係な30代、40代の姿も少なくない。皆平日が休みの人なのかね。みぞゆうの大不況の折、毎日が強制的に休日だという人もいるのだろうな。することがないし、お金も無いからブックオフで立ち読みして暇つぶしとか。。これから先、景気が良くなることは当分無さそうだから、ブックオフも繁盛することだろう。
 このところ愚図ついた天気が続いていたが、本日は快晴。風は強いものの、日差しも春めいてきた。こうなってくると思い出されるのが泉谷しげるのあの曲だ。

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 若いなあ、泉谷さん。この曲を初めて聴いたのは高校生の時で、アナーキーによるカヴァー・ヴァージョンだった。歌詞が衝撃的で、私が泉谷しげるに興味を持つ切っ掛けにもなった曲だ。数年後に聴いたオリジナル・ヴァージョンは、アレンジがディランの「When I Paint My Masterpiece」の借用だったので幻滅したのだが、それを差し引いても名曲だと思う。泉谷版との出会いからでももう20年ぐらい経っているだろうか。歳を重ねるにつけ、色んなことを考えさせられる曲でもある。