Everybody Knows This is Nowhere
嗚呼、また今年が終わる。
今日あたりは都内の人出も少な目で、スーツ姿の人を見かけないなあと、スーツ姿の私は思った。今の職場には年末年始の休暇は無く、大晦日も元旦も出勤なのだ。実家以外で年越しを迎えるのは何年ぶりか。我ながら親不孝者だという自覚はあるが、働かなければ生活が成り立たないのだから、仕方がない。
昼休みに職場近くの本屋でTHE DIGの最新号を立ち読み。特集記事の年間ベストアルバムに寄稿しているのだが、未だ見本誌は届かず。年が明けてから送ってくるのだろうか。過去には発売から半月ほど経ってから届いたこともあるし、結局届かなかったこともある。今回もそのどちらかのパターンのような気もする。
ライター、編集者から寄せられた年間ベストアルバム選は、新録音作品と、リイシュー作品で集計され、それぞれ上位50タイトルが掲載されている。ただ、誰がどのアルバムを選んだかは載っていない。後日シンコーミュージックのサイト内で発表されるようだ。そのような編集方針とは聞かされていなかったので、一足先に、私の選出内容だけここに掲載しておく。
■1）2006年“新録アルバム・ベスト10”
1.MAD3 / LOST TOKYO (Rock'n' Roll Kingdom)
2.ROMANES / ロマーンズの激情 (VIVID SOUND)
3.Tom Waits / Orphans (ANTI / ソニーミュージックエンタテイメント)
4.NATSUMEN / Never Wear Out Your Summer xxx!!! (UMA)
5.UA × 菊地成孔 / cure jazz (ビクターエンターテイメント)
6.V.A. / Our New Orleans (Nonesuch / ワーナーミュージックジャパン)
7.Elvis Costello and Allen Toussaint / The River In Reverse (Verve / ユニバーサル)
8.Benevento/Russo Duo / Play Pause Stop (Reincarnate Music / ブルース・インターアクションズ)
9.Big Strides / Cry It All Out (Tall Order / 東芝EMI)
10.Beck / The Information (Interscope / ユニバーサル)■2）2006年“再発／発掘音源収録アルバム・ベスト10”
1.Neil Young and Crazy Horse / Live at the Fillmore East (Reprise / ワーナーミュージックジャパン)
2.Dr. Feelgood / Down By The Jetty (EMI / 東芝EMI)
3.R.E.M. / And I Feel Fine... The Best of the I.R.S. Years 1982-1987 (Capitol)※
4.Downliners Sect / Sect Maniax The Showbiz Years 1979-1980 (Castle)
5.つボイノリオ / ジョーズ・ヘタ (エレック)
6.Brian Eno and David Byrne / My Life In The Bush Of Ghosts (Nonesuch)
7.Massive Attack / Collected (Virgin / 東芝EMI)
8.Alexis Korner / Kornerstoned The Anthology 1958-1983 (Castle)
9.Gram Parsons / The Complete Reprise Sessions (Rhino / ワーナーミュージックジャパン)
10.Lemmy / Damage Case (Castle)※日本盤は発掘音源収録のDISC2を省いた1枚ものなので対象外。
新録で3位に入っているトム・ウェイツは、当初再発/発掘ものの1位で提出していた。しかし編集部の方針で、このアルバムは新録作品として集計することになったため、移動することになった。新録なのか、リイシューなのか、立場が微妙なアルバムなのだ。
トム・ウェイツが移ったため、新録部門の10選から漏れたのはKahimi Karie / Nunki (ビクターエンターテイメント)。他にはTeddy Thompson / Separate Ways (Verve)やThe Mars Volta / Amputechture (Universal)も良かった。
今年は去年に引き続き、ライヴがあまり見られなかったなー。正確には数えていないが、トータルで30回も行っていないと思う。
