THE SONG IS OVER

k_turner2006-12-06



THE WHOの来日は絶望的なようで…
 噂レベルでは1年以上前から、単独での来日公演が実しやかに囁かれていたザ・フーだが、現時点で実現の可能性は極めて低いと言わざるを得ない状況になってきてしまった。
 上記リンクはピート・タウンゼンドの日記。これによると、今年6月から始まっているツアーは来年7月で終了する予定で、日本とオーストラリアへ行く予定は当面延期とある。来年の後半は、ドラムのザック・スターキーがオアシスに戻る予定があるからだそうだ。
 今のところ、ツアー日程は来年3月まで発表されている。現在は9月から始まったカナダ、メキシコを含む北米ツアーを敢行中で、その日程を見ると分かるけど、北米大陸を隈なく周っている。北米ならこんなに隅々まで行くのにねえ…。噂ではこの北米ツアーの後が、日本、オーストラリアの極東ツアーだと言われていた。7月まで続くということは、それを飛ばしてまたヨーロッパへ戻るのかな。
 何だかよく分からないウドーのイベントではなく、単独公演だからこそ楽しみにしていたのに、ガックリだ。やはりギャラの問題とか、集客の問題とかあるのだろうなあ。日本におけるザ・フーの人気は、デビュー以降、現在が一番高いと言ってもよく、今なら武道館で5回ぐらいやってもチケットは完売すると思うが、それでもペイできないのだろう。
 今やザック抜きでのツアーが考えられないザ・フーだけに、オアシスの活動が一段落してザックの体が空くのを待っていたら、次のツアーが実現するのは早くても2008年の後半だろう。その頃ピートは63歳、ロジャーは64歳だ。その頃になってもなお、「どれ、日本まで行こうかのお」と思うだけの気力と体力が残っていることを祈るばかりだ。