Crazy Rhythms

k_turner2006-10-18



 元々鬱の気があるのは自覚していた。ただ勤めに出るようになって、生活パターンが変わったこともあって、ここ2ヶ月近くはそういうことは無かったのに。
 先週金曜にあることを切っ掛けに鬱の大波が押し寄せてきて、参った。久々に味わう暗い気持ちはあらゆる気力を奪い、土曜はほとんど起き上がれず。精神的に落ち込んでいると免疫力が低下するのか、ついでに風邪を引いてしまって鼻は出るわ、頭は痛いわ。体調は最悪。こんな時に限って原稿の締め切りもバッティングしていたからたまらない。悪いことは重なるものだ。
 日曜、月曜も寝たり起きたりだったのだが、何とか無理して原稿は片付けた。ただ出勤は難しく、火曜(昨日)からやっと出社できたような次第。鬱の波を引かせるには、時間を掛けるしかないことを経験上知っているので、ひたすら耐えるしかない。今はやっと落ち着いて、徐々に回復してきているのでホッとしているところ。日記を書くだけの余裕もようやく生まれた。
 我ながら難儀な体だのおと思う。しかしこればっかりは誰も助けてくれないからなあ。自分ひとりが味方だぜ、楽しくやらんかえ、オーイエ。


 昨日録音しておいたTBSラジオ『談志の遺言2006』を聴く。昨年好評の内に終了した番組の2006年版だが、今期始まった「落語原論」のコーナーが、どうしようかと思うほど素晴らしい。古典落語を談志自ら分析して語るのである。昨日の放送はそのスペシャルで、TBSラジオに残っていた40年近く前の談志の落語音源をいくつかピックアップしながら、現在の談志が解説してみせるという夢のような内容だった。
 30代前半の若き日の自分の落語を聞いた家元曰く、「迫力はありますねぇ。でも今の方が上手いですよ」
 さすが。現役の噺家、及びあらゆる落語ファンは必聴の番組だ。