帰ってきたぜ
昨日付けのコメントにも書いた通り、モニターを新たに買い替え。お陰で今日夜にはパソコンが復活。これで一安心だ。
しかし昨日の雷は想像以上に凄まじいものであった。午前中は晴れ間が見えていたのに、お昼前後からみるみる曇りだし、午後1時前にはゴロゴロと雷の音、そして激しい雨が降り出した。
この時期、雷なんて珍しいものではないが、今日はちょっとばかり大型のヤツが来ているなとは気付いていた。窓から遠くの空に縦に稲妻が走るのが見えたので、作業中だったパソコンの電源を切り、しばし雷を観察。小学校の頃に習った通り、光と音の伝達速度は違う。音は1秒間に340メートルほどの速さで伝わるので、「ビカッ」と光った後3秒ほど経ってから「ガラガラガラ…ドーーーーン」と聴こえたら、今のは1キロほど離れたところで落ちたなとか、体感するソニックを楽しんでいたら、急に窓の外が紅く輝き、ほぼ同時に「ドォォォォーーーーーーン!！」と地響きを伴って鳴った。これはすぐ近くに落雷したということだ。
この写真は２ちゃんねるの多摩板で先ほど見つけたもの。同じ市内に住む人がビデオで撮影し、キャプチャーしたらしい。まるでデビルマンが降りてきそうだが、本当にこんな感じだった。
結局ど派手なヤツはこの1発だけだった。近くに落ちたのは分かったが、自宅が直撃されたわけでもなかった。30分も経つと雷は遠ざかっていったので、さて仕事に戻ろうとパソコンの電源を入れてみて驚いた。………起動しない。
さあ、それからが大変。スイッチを入れると本体は通電するし、ヘッドフォンを差し込んでみるとウィンドウズの起動音も聞こえた。ということは本体は正常に作動しているはずだ。しかしモニターの方が全く反応しない。通電自体していないようだ。配線を確認した上、接続をやり直したりしてみても結果は同じ。何度か起動と切断を繰り返した後、モニターの故障以外考えられないとの結論に至った。また原因は先ほどの落雷だろうと。
雷を直撃した場合はもちろん、直撃ではなくても近所の電柱などに落雷した場合に過電流という現象が起きることがある。電線や電話線を通じて異常な電流が入ってきて、電子機器を破壊してしまうのだ。雷が鳴ったら電化製品のスイッチを切って、コンセントを抜きましょうという電力会社のコマーシャルを見たことがあると思うが、それはこの現象があるからなのだ。知ってはいたけど、実際被害に遭ったことがないので、コンセントを抜くことまでは考えていなかったのは不覚。
原因が判明したところで仕事ができないのでは仕方がない。夕方から近所のネットカフェへ行き、送る必要のあった数通のメールと1本の原稿を送る。ただ使い慣れないパソコンとソフトを使ってなので、やりにくいことこの上ない。またメールは送信先のアドレスを調べるところからやらねばならないので、手間取ること手間取ること。メールの処理が何とか終わるまでに2時間半ほどかかってしまった。3時間のパックで使っていたので、3時間を超えると超過料金が取られてしまうことに気付き、原稿を超スピードで書き上げる。尤も400字の短い原稿で、内容は「今年のフジロックの見どころを、一押しのアーティストを最大3組まで挙げながら語れ」というものだったので、調べなければならないことも大してなく、ささっと。それでも15分ほどで書けてしまったのは我ながら驚いた。どうして普段このスピードで書けないのか。これからは締め切りが近づいたらネットカフェに籠もろうかと思った。超過料金に怯えて早く書けそうだ。
午後9時過ぎ帰宅。ネットが無い夜は長そうだなと思い、久しぶりにテレビでも見るかとスイッチを入れてみたら、……映らない。テレビも壊れてしまったようだ。＿|￣|○
そして今日、午前中にまたあれこれいじってみたが、どうしてもモニターは復活しない。修理に出して見積もりを取ってとやっていると、2〜3週間はかかるだろう。パソコンが無ければ仕事が一切できない私にとっては死活問題である。フジロックも近いわけだし。背に腹は代えられないので午後から安いモニターを求めて電気屋とパソコンショップをハシゴする。
５駅ほど離れた場所にある大型の家電量販店は2〜3年前にオープンしたのは知っていたが、足を踏み入れたのは初めてだった。一歩入ってすぐ分かったが、私には無縁の世界だね。完全に郊外に住むファミリー向けの品揃えで、店内は家族連れで大賑わい。勤め人は賞与が出た後だし、連休中だし、では無理もないか。壊れてしまったことなので、テレビを買い換えるとしたらいくらぐらいかかるのだろうと思い、とりあえず買うつもりはないもののテレビのコーナーを見てみたが、もうブラウン管のテレビなんて置いてないのね。以前よりは値下がりしているのだろうけど、液晶だのプラズマだのは貧しい私にはとても手の出る代物ではない。こんなでかいテレビを置く部屋なんてあるのかよと突っ込みたくなるほど大きなプラズマテレビを前に、販売員と熱心に商談中の夫婦の姿を何組も目撃すると、日本は本当に景気が回復しているのだなと分かる。どうして私は相変わらず貧乏なのだろうか。
家電量販店に置いてあるパソコンはオールインワンのデスクトップやノートばかりで、モニターのみはほんの少ししか在庫が無く、しかもあまり安くなかったので一駅離れたパソコンショップへ。徒歩で30分ほどなので、このくらいなら歩く。貧乏人には一駅分130円の電車賃だって惜しいのである。
結局パソコンショップで見つけたI-O DATAの17インチ液晶モニターを27,000円で購入。予算はややオーバーしてしまったが、他に選択肢が無かったので仕方がない。しかしこの出費は痛い。27,000円稼ぐにはどれだけの原稿を書かねばならないんだよ。因みに昨日書いた400字はFuji Rocker's Orgで使うので、ノーギャラです(笑)。
帰宅して早速接続すると、ちゃんと動作した。やはりパソコン本体は特に異常は無かったようだ。これで本体も破損していたらどうしようかと思った。安いモニターではあるが、新しいだけに、昨日まで使っていたものより解像度がやや上がっているのがいくらか救いになる。
テレビは元々あまり見ないので、とりあえず放置。我が家のテレビは買ってから既に15年ほどの年代物なので、修理に出すつもりもない。今時そんなに古いテレビを修理してくれる店も無いだろうし。しばらくしてお金ができたら、ヤフオクで中古品でも探すことにしよう。と考えていた矢先、Totちゃんからまたビデオが2箱届いた。＿|￣|○ 「あと2箱送る」というのは冗談だと思っていたのに、本当にまだあったのか。これではほとんど嫌がらせである。
