来日延期当確？
【前回までのあらすじ】
先月からネット上でくすぶっていた来日キャンセルの噂が、公演を予定していた人見記念講堂の公演スケジュールから消された形で表面化。人見記念講堂の担当者がはっきりとキャンセルを認めたことで、噂は一気に信憑性を帯びるも、肝心の主催者であるザック・コーポレーションはその情報を明らかにせず。延期か、中止か、募る不安にファンは混乱するばかり。先月30日にザックへ問い合わせたところ、その時点では延期、中止、開催とも未確定であることが判明。「２〜３日中には確定情報を出します」の言葉を信じ、一日千秋の思いで待ち続けるも、４日目に入っても音沙汰なし。その間に非公式には「延期確定」の報ももたらされた。公演予定日まで１週間と迫り、いよいよ高まる緊張。エルヴィスは本当に来るのか、情報はまだか、主催者はどうしたーっ！！
ということで土日を前にこれ以上待てなかったので、またザックに電話しましたですよ。この１週間、このブログへのアクセス数は毎日500以上、日によっては700超えの(こことしては)異常事態が続いているので、この件に関して沈黙するわけにもいかなかったし。以下に書くことは私がザック・コーポレーションの担当者から聞いた話であることは事実ですが、あくまで非公式な情報であって、正式には主催者発表をお待ちください。
相変わらずホームページも更新されていないし、新聞にも広告が出ていない。「GERU」という方がコメント欄に「延期が確定したとのことです」と昨日書き込んでいたので、今日には発表があるかと思ったのだが。またしても痺れを切らし、夕刻ザックへ電話。最初に出たのはこの間と同じ女性。多分Kさんだと思う。正式な発表はまだなのかを尋ねると、「延期の可能性が大きくなっておりまして…」とこの期に及んでまだあやふやなことを言う。公演日まで１週間しか無いのに、開催か延期か決まっていないのは何故か、理由は健康上のものなのかを尋ねると、男性の担当者に代わった。だから最初からそうしてよ(笑)。
男性担当者(多分30日に話したのと同じ人)から聞いた話をまとめると、こうなる。
- 公演は延期でほぼ確定。
- 当初は公演そのものを中止する予定があり、それはエルヴィス側からの意向。
- エルヴィス側は日本を含めたアジアツアーとして公演を行なう予定だった。
- ところが日本以外の国でのスケジュールが立てられなかったので、日本も取り止めにしたいとの話だった。
- ザック側としては日本のイベンターには無関係の理由であり、既にチケットも販売しているし、待っているファンも多い。公演は何とか実現したかったので、エルヴィス側と交渉を続けていた。
- 交渉の結果、６月なら目処が立ちそうだとエルヴィス側が(中止ではなく)延期に応じたのが今日のこと。
- ただしレコーディングの予定があり(！)、２回公演は難しく、キャパの大きな会場に変更し、１回になる予定。
- 今から空いている会場を探さねばならず、どこの会場になるかは未定。
- 販売済みの公演チケットは、払い戻すか、振り替えるか、客の希望に応じる。２回公演分を買った人は最低１回分は払い戻すことになる。
- 細かい部分については、今日これからまたエルヴィス側との交渉になる。払い戻しや振り替えの方法を決めて発表できるのは来週初めになるだろう。
- 発表はホームページ上と朝日新聞にて行なう。
概ね上記の通り。これなら発表が遅れていることにも辻褄が合う。担当者は正式発表が遅れていることを何度も謝っていたし、エルヴィス側に振り回されていることに対して憤りを隠していなかった。心なしか30日より憔悴した印象で、声のトーンも暗く感じた。お気の毒なことである。
それにしてもエルヴィス側(本人かどうかはともかく、少なくともエージェント)の気まぐれぶりと、計画性の無さには呆れた。確かに去年の早い段階で、インドネシアなどアジア各国でもオーケストラとの公演を行なう予定があると発表していたし、日本公演の前後の日程が不自然に空いていることも変と言えば変だ。しかし一旦日本だけでも正式に発表してチケットまで売っているのだから、プロならば仕事は全うすべきだ。それとも１万円のチケット価格は、アジアツアーとして敢行することを前提とした設定だったのだろうか。
冷静に考えて、来週の公演予定日にエルヴィスが来日する可能性はゼロである。ザックの話を信じるならば、随分前から来る気がなかったことになるのだから。延期になっただけでも善しとしなければならないのだろう。それにしても、５月には新作を出すのに、６月にはもうレコーディングの予定があるのかよ。20年以上のファンでも、このワーカホリックぶりには開いた口が塞がらないよ。繰り返し申し上げるが、正式には主催者からの発表に従ってください。ここに書いたことも、週明けには変更されてるかもしれないし。
