老体の奏でる音楽



バート・バカラックの28年ぶりのソロ作、日本盤化決定
 私にとってはバカラックの新作というよりも、エルヴィス・コステロが参加している作品として注目していた。普通なら無条件で即購入の対象となるのだが、このアルバムはアメリカで発売された直後に例のソニーのXCPによるCCCDであることが判明したため、怖くて手が出せないでいたのだ。これでやっと入手できる。発売は2月22日予定。
 エルヴィスと言えば、新作ライヴ盤『My Flame Burns Blue』が発売になった。来月は来日公演があるし、アラン・トゥーサンとの共作アルバムも5月には出る運びらしい。盛り上がって参りました。
隔週刊CD付きマガジン『美空ひばり こころの歌』
 全く知らないうちにディアゴスティーニからこんなものが…。

日本人の心の中に、今も生きつづけている昭和の歌姫・美空ひばり
『隔週刊 美空ひばり こころの歌』は、ひばりの誕生から晩年までの、豊富な写真と魅力的なエピソードを満載したマガジンと、ヒット歌謡から演歌、ジャズ、童謡、映画の主題歌にいたるまでのひばりの豊かなレパートリーを網羅した今までにないCD付きマガジンシリーズです。

 毎号7曲入りのCD付きで1480円(創刊号のみ790円)。創刊号は既に10日に発売済みで、70号までの刊行が予定されている。定期購読を申し込むと、70冊分10万円超を一括払いしなければならず、今はとてもそんな金は無いのだが、3年がかりで隔週1480円なら買い続けられないことはないなあ。正直ホスィ。
 仮に70号まで7曲ずつのCDが付くとすると、通巻で490曲。90年に発売された35枚組セット『今日の我れに明日は勝つ』が500曲ほどだったはずなので、それに匹敵するボリュームになる。ひばりが生涯にレコーディングした曲は2000曲近いと言われているので、これでもコンプリートには程遠いものの、そもそも昭和20〜30年代の録音はマスターディスクが既に失われているのだ。正確なところは分からないが、500曲前後というのは、現在音源が残っている内の大半なのかもしれない。
 一番聴いてみたいのはその失われた昭和20〜30年代の歌声であって、状態の良いSP盤から起こすとか、レコードでなくてもラジオ出演時の録音(さらに保存は悪そうだが)を発掘するとかしてくれれば、文句無しに「買い」なのだが。
五輪メダル候補の米選手 育毛剤で薬物違反に

ケルトンのワールドカップ(W杯)男子で今季総合首位のザック・ルンド(米国)が、育毛剤プロペシアに含まれる成分のドーピング(禁止薬物使用)違反で出場停止処分を受けたことが、このほど分かった。トリノ冬季五輪でメダル最有力候補とされるルンド選手は、五輪出場が難しくなった。
 AP通信によると、ルンド選手は髪が薄くならないようにと、99年から育毛剤の錠剤を服用。昨年から、育毛剤の成分に含まれている隠ぺい剤フィナステリドが禁止薬物に指定されたが、知らなかったという。昨年11月、W杯での薬物検査でフィナステリドを検出された。
 米国ボブスレー・スケルトン連盟のジム・シェア会長は「彼は五輪には行けないだろう」と語った。

 笑っちゃいけないけど、笑っちゃう。育毛剤を使っていたのがスケルトンの選手って。