目覚まし時計は歌いっぱなし

k_turner2005-09-02



「小泉支持者はIQが低い」という衝撃資料!
 別に私がそう言っているのではなくて、そういう資料が出てきたというお話。詳しくはリンク先を見ていただきたい。竹中大臣からの依頼を受けて有限会社スリード株式会社オフィスサンサーラという調査、コンサルティング会社が作成した資料に小泉内閣の支持層を定義する図表があったのだ。資料の全文はこちら
 これによると小泉支持基盤とは「主婦層、子供、シルバー層」であり、「具体的なことはわからないが小泉総理のキャラクターを支持する」人たちで、IQが低いとされている。政策だって支持されるためにはマーケティングを行わねばならないのだし、戦略を練るのも当然である。それ自体は何ら悪いことではないのだが、問題はこの調査結果に基づき、IQの高い現状批判派は相手にせず、愚民どもにターゲットを絞って展開しようと結論付けていることだ。これは郵政民営化に無理があることを自ら認めていることにもなる。
 今さら言うまでもなく、今回の選挙で小泉が争点としているのは郵政民営化の是非であって、これを国民に問うために衆議院を解散したことになっている。郵政民営化に賛成なら自民に投票してくれと繰り返し喧伝しているのはご存知の通り。それ以外の諸問題についてはあえて言明を避け、党首会談などで質問されてものらりくらりとかわしているだけだ。そういう所が小泉の頼りない部分であり、不信感に繋がっていたのだが、この資料から判断するに、それが戦略だったのだ。争点は郵政問題だけに絞り、それ以外を国民に考えさせないという。
 舐められてるぞー、国民。この資料で笑えるのは「郵政民営化の価値をわかりやすく提示する」ためのポイントとして「道路公団民営化/年金問題に関してのプロセスを想起させない」とわざわざ下線付きで明記されていることだ。これも失敗だったと認めているようなもの。
 これで自民が勝つようなことがあれば、この程度の国民だからこの程度の政治家が選ばれたということだ。ここまで舐められてまだ自民に投票する気になりますか?あなた。かと言って野党も総じてだらしがないから、選択肢が無いという問題もある。いくらか希望を感じるのは、現段階で所謂無党派層の間では自民と民主の支持が互角ということ。詳しくはこちら。普段投票に行かない人が動くことで、自民の大勝を阻止する可能性は充分あるのだ。私自身もまだどこに投票するか決めかねているのだが、少なくとも棄権はしないつもり。

起きろよ Baby 今日はいい天気だ
選挙に行って投票しようぜ
起きろよ Baby 誰か違う奴に
君の一票を託してみないか
とんでもないのを選んでみないか
何もしないより退屈しないぜ

『目覚まし時計は歌う(選挙ソング)』忌野清志郎

 森が首相だった時に「(投票日に)無党派はみんな家で寝てればいい」と発言して問題になったことがあった。それを受けて清志郎が書いた曲。あの時は見事にみんな家で寝ていたのだが。
NYの老舗ライブハウスCBGBが閉鎖へ

 [ニューヨーク 31日 ロイター] ニューヨークの老舗ライブハウス、CBGBが閉鎖される見通しになった。CBGBは長年にわたって若い才能を発掘、育ててきたことで知られるが、ニューヨークのイーストビレッジで借りている建物のリース契約が31日に切れ、賃貸料をめぐるいざこざから建物の所有者は契約更新を拒んでいる。
 ブルース・スプリングスティーンのEストリート・バンドのドラマーで、コナン・オブライエンのトークショーにも出ているマックス・ワインバーグは、CBGBの建物の外で、「本当に残念。独立系のロックミュージックの最後のとりでだったのに」とし、「このような文化的に重要な場所を評価しないのは危険なことだ」と感想を話した。

 何とか閉鎖を阻止しようとネット上での署名活動などをしていたが、結果的には立ち退きを余儀なくされたようだ。CNNの報道によると、オーナーであるヒリー・クリスタルと支援者のスティーヴ・ヴァン・ザントは法廷で争う姿勢を見せている。本当に閉鎖されてしまうのなら非常に残念。パンクにとっての聖地であると同時に、ニューヨークの現役のクラブでもあるのだから、そう簡単に無くなってほしくはないものだ。何かできることはないのかね。