敗戦記念日



 先週の月曜にある会社の面接を受けた。採否結果については1週間以内に電話か郵便で知らせると聞いていたので、指折り数えて今日がそのリミットだった。ポストに入っていた待望のそれを見つけた時点で嫌な予感はした。封筒はペラッペラだし、そもそも採用ならば出社の日時を始め詳細について連絡が必要だから郵便で連絡というのは不自然だ。開封した結果は案の定不採用であった。orz
 この1週間は正直長かった。私としては面接の翌日からでも出勤する意志があったので、生殺しのように待たされることで日に日に精神状態が悪化していった。採否結果の連絡が来ないということは勤務開始が遅くなるということで、それは即ち日割りで計算した給与も少なくなることを意味する。今月および来月の家賃や生活費をどう工面するかで頭が痛かった。それでも採用されていれば次の展開が見えてくるのだが、不採用となってしまっては一からやり直し。待っている間は当然のこと別の会社の面接など受けられないので、この1週間はまるで無駄になってしまった。尤も盆休みの期間でもあったので、大した求人も見つからなかっただろうが。
 胸糞は悪いが、原稿執筆の仕事が残っていたので終日粛々と仕事。本当はこんなことしている場合ではないのに。これで喰えるならともかく、1万字や2万字書いたところで原稿料は家賃にも足らないのだ。もし音楽ライター志望の人がこれを読んでいたら、謹んで申し上げたい。他に収入のあてのない人、家賃を払う必要のある人は別の仕事を探した方がいいですよ。
原爆投下前後の広島の空撮写真
 アメリカの軍事分析機関、グローバルセキュリティーが公開した原子爆弾投下前、1945年7月25日と、投下後8月11日の爆心地に近い広島城周辺の空撮写真。百聞は一見にしかず。たった1発の爆弾が綺麗に建物という建物を吹き飛ばしてしまっている。その破壊力の凄まじさには当然驚くが、原爆投下前、つまりは戦時中にアメリカ軍がこれだけ鮮明な写真を撮影していたことにも驚く。同じ頃日本が敵地の空撮写真を撮影できたとはとても思えない。あらゆる面において力の差は圧倒的だったわけだ。