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◆パティ・スミスが今年のMeltdown Festivalの総合監督に！
　毎年初夏にロンドンで開かれるイベント、「Meltdown Festival」の今年のディレクターをパティ・スミス様が務めることになったようだ。
　既に10年以上の歴史を持つこのイベントは、ディレクターが選んだ様々なパフォーマーが日替わりで登場し、ディレクター本人とのコラボレーションを含め2週間に亘って興味深いプログラムが組まれる。私がこのイベントを知ったのは95年にエルヴィス・コステロが担当した時で、以降ジョン・ピール、スコット・ウォーカー、ロバート・ワイアット、デヴィッド・ボウイ、ニック・ケイヴなども担当している。去年はモリッシーがディレクターを務め、ニューヨーク・ドールズの再結成公演を実現させたことは有名。
　従来はイギリス人、もしくはイギリス在住アーティストがディレクターを務めることが多かったので、ニューヨーク在住のパティが抜擢されたことは異例。だからという訳ではないが、どういう内容になるのか非常に興味がある。
　BBCが伝えるところによると、現時点でラインナップはまだ決まっていないようだ。

"I want to touch on all aspects of our culture, perhaps with readings from Genet, and I have an idea for Jeremy Irons to read Proust," she said.
It is important we explore the new, but we should also salute the best art there is, aesthetically and spiritually

　GenetとはJean Genet(ジャン・ジュネ)のことだろうか。Jeremy Ironsについては知識がなかったので調べたところ、イギリスの俳優で、映画「ロリータ」に出演した人のようだ。退廃、耽美、性的倒錯などのキーワードが連想される人選だ。言語の壁は大きいだろうけどファンとしては見てみたいイベントには違いない。6月11〜25日までか。だれか50万ほどポンと出してくれませんかねえ。