インターネットダメ人間スカウター
 私のインターネットダメ人間力は379000だってよ。

−結果からのコメント−
底無し沼にはまりはじめています。
社会からドロップアウトするのも時間の問題
かもしれません。かなり良識の方も
侵食されてきて流されれば犯罪に手を染めて
しまうかもしれません。かなり危険です。

 うるせえなあ。インターネットダメ人間度と言うより、2ちゃんねらー度テストのような気もする。2ちゃんねらー=ネットダメ人間なのか。だいたい設問内容や使われているAAを見ると、基準が2年ほど前に設定されているのでは。
「あなたの死体が腐敗していくのを観察させて下さい」とテレビ局が今にも死にそうな人募集中

イギリスのテレビ局"Channel4"が、死体がどのように腐っていくのかというドキュメント番組を製作するため、現在病気か何かで死にそうな人に対し、「自分の死体を観察しても良い」という死体提供者(協力者)を広く募集している。
殺人事件等を調査する場合において死体の腐敗進行を詳細に記録したデータがあれば、被害者の死亡時刻をより正確に突き止めることができるという。しかし人の死体を観察するという行為、そしてそれをテレビで放送する事に対する強い抗議の声があるのも事実だ。
研究者達、およびChannel4は今回の計画について、「研究目的以外の何者でもない。あくまで死の謎を紐解くためのものだ」と説明している。
現在のところ、自分の死体なら観察してもらってもいいですよというボランティアは現れていないようだ。

 研究の是非はともかく、テレビで放送しようとする意図は全く理解できない。仮に実現したとして、研究目的で視聴する人は全体の何パーセント?
Mike's Words : Mike's Message
 マイケル・ムーアが自身のブログサイトで公開しているメッセージ。「The Kids Are Alright」と題されたエントリーで、今回の大統領選挙で18〜29歳の若年有権者はブッシュよりケリーを選んでいたことに触れ、若年層を称えている。
 今回の選挙結果で辛うじて希望を持てるとすれば、若者はブッシュよりケリーを選んでいることと、都市部ではケリーが支持されたことだ。ブッシュの再選を許したのは南部及び中西部の保守層の支持があったからで、要するにアメリカの田舎もんが考える政治家の能力はキリスト教的観念に基づいたモラリストかどうかだけで判断される。恐らくブッシュに票を投じた多くの人はイラクがどこにある国かも知らないのだろう。よく日本人は自国民の国際化が遅れていることを懸念するが、私の目にはアメリカ人の方がよっぽど遅れているように写る。
 マイケル・ムーアの同サイトでは、11/5付けの「手首を切らないための17の理由」も一読の価値がある。「現実はクソのようだけど、モンティ・パイソンの言葉にあるように、いつも人生の明るい方を見ていこう」全くである。


追記:上記サイトには日本語版もあった

若者たちは大丈夫
2004年11月7日(日曜日)

友人のみなさん

 今回の大統領選ですばらしい結果を出したのは若いアメリカ国民だ。彼らの投票者数は歴史に残る記録的なものだった。でも、この事実を報道しようとするメディアはごく少ない。

 2000年の選挙では、若年層の票はゴア支持とブッシュ支持でほぼ五分五分だったが(ゴア48%、ブッシュ46%)、今年のケリーは若者たちの票では大勝利をおさめて、ブッシュに10%の差をつけちまった(ケリー54%、ブッシュ44%)。

 ケリーを圧倒的に支持したのは若者たちだけだった。ほかの年齢層(30代、40代、50代、などなど)では過半数がブッシュに票を入れた。

 ぼくの故郷ミシガン州をケリーが制した一因は若年層の投票率の高さにあるとの指摘もある(『若年有権者がミシガンでのケリー勝利に大きく貢献』――〈AP通信〉)

 あらゆる予想と前例に反して、今回の大統領選ではヤングアダルト層(18歳から29歳)の投票者数が、1972年に投票年齢が18歳になって以来最高の記録をマークした。

 ヤングアダルト層の過半数(51.6%)が投票したのは史上初のできごとだ。

 ヤングアダルト層の投票率は前回の大統領選のときより9%もあがっている。(『若年層で高投票率』――〈AP通信〉)

 今回投票したヤングアダルト層は、前回より470万人多かった。この数は今週、数百万票ある暫定投票(それと不在者投票)が数えられるにつれて、さらに増えていくだろう(若い人たちは暫定投票を強いられやすかったし、故郷を離れている大学生の多くが不在者投票をしたと考えられる)。

〈ロック・ザ・ボート〉や、〈MTV〉の「選ぶか負けるか」の運動は、2000万人の若者に投票させるという、不可能かと思えた目標を達成した。先週の火曜日には2100万人近い若年有権者が投票した――すごい記録だ。

 ぼくは最初から、今度の選挙ではヤングアダルトと「ナマケ者軍団」が決起すると信じていた。9月20日ニューヨーク州シラキュースのフットボール・スタジアムで「ナマケ者決起集会」のツアーを開始したとき、これは前代未聞の選挙になると予想していた。5年前や10年前と違って、政治を語るのはもうダサイことじゃない。いまは世界で何が起きているかを知らないやつは負け犬とみなされるんだ。

 シラキュースで1万人の参加者に話をしてから、ぼくたちは63都市で集会を開いた。会場はおもに大学のキャンパスだった。毎晩、イベント会場は満杯になった。5000人から1万5000人が集まってくれた。何千人もが有権者登録をしたし、何万人もが〈ムーブオン〉、〈ACT〉、〈カレッジ・デムズ〉のほか、〈ボート・モブ〉、〈怒れる有権者連盟〉といった団体の活動ににボランティアで参加した。直接会えた人はたぶん全部で50万人いたし、63都市(3つを除いてすべて激戦州の都市)のテレビやラジオでイベントについての情報を得た人は何百万人かいたはずだ。

 正直言って、今度のツアーは殺人的にハードで、それこそ18歳から29歳の人間でなきゃ簡単にはこなせないスケジュールだった。1日に2都市(ときには3都市)を訪れ、1ヵ月間、全米をまわる。もう1年ほど眠りたいよってくらいの激務だった。でも、ぼくは各地の熱狂に励まされたんだ。ごく普通の市民があそこまで一生懸命がんばる姿には圧倒された。毎晩ステージからみんなの目を見ると、彼らは絶対に諦めないとわかった――ブッシュがホワイトハウスから追い出されるまでは休みなく活動しつづけるってことが。

 どの都市でも、この運動は若者たちに支えられ、しばしばリードされた。若い連中はシラケてる、まるでだめだ、なんて大人のぼやきはもう聞きたくない。今後何ヵ月かで起こることに、みんなは衝撃を受けるだろう。若者たちは消えてしまわないはずだから。中年以上がアメリカの現状を嘆いて泣き言をたれても、彼らは粘りつづけるだろう。彼らのアメリカはまだこれから形作られる。今度の敗北くらいで彼らの足は止まりはしないのだ。

 投票日の2日後に、コロラド州ボールダーにあるボールダー高校の生徒たちが何をしたか紹介しよう。この子たちはまだ選挙権がないんだが、それでも大人たちがしたことへの怒りをちゃんと表明したのだ。生徒たちは坐り込みで学校を占拠して動かなかった。木曜日は一晩中校内にいた。彼らはメディアに、これは選挙結果への抗議であり、徴兵制復活は絶対に許さないとブッシュに通告するための行動だと告げた。これは先週いちばん元気を与えてくれた出来事だった。

 投票日の翌日、コメンテーターどもは、今年の選挙では若年層の票が重みを持たなかったとタワゴトを吐き散らしていた。連中はぼくと同じ情報を目にしていても――上に挙げたいくつかの情報だ――やっぱり若い人たちの行動の意義を無視するというわけだろうか? それが彼らの使い古されてくたびれた「常識的な知恵」とやらに合わないというだけで? まっ、真実はどうなんだと考えるより、古臭い決まり文句を繰り返しているほうが楽なんだろうね。

 彼らにとってもっと大事なことは、「ティーン・スピリットの匂いがする」(訳注)ものを殺しちまうことだ。若い子たちが自分たちの本当の力に気づき、それを使いはじめたときにはすごいことになるからね。ヤングアダルトがこれからも続けなくちゃいけないのは、インターネットその他の新しいテクノロジーで新しいメディアと新しい情報源を創り出すことだろう。〈フォックス〉やら〈CNN〉やらのジジババ向けメディアは迂回することだ。ひとつ確かなことがある――ブッシュが嘘をついて若者を戦争に送りこんだことに対して何の疑問も提示しなかったことで、ジジババ向けメディアは自分たちがどっちの側についているかをはっきり証明したんだ。連中は若者や未来の側にはついてないってことさ。
 (訳注)90年代を代表するオルタナティブ・ロック・グループ、ニルヴァーナの代表曲『スメルズ・ライク・ティーン・スピリット』。

 すばらしかったぞ、18歳から29歳の諸君――きみたちはこの国を揺さぶったよ。

あなたの友

マイケル・ムーア