たまには良いこともある



エイベックス、CCCDの採用を弾力化
エイベックス:CCCDの採用を弾力化へ、ソニーミュージックも追従の方向
エイベックス、CCCDの弾力運用を決定――SA-CD、DVD-Audioを推進
依田会長が退任した途端にこの方針転換が図られたということは、エイベックス内でもCCCD推進に対して懸念する声が強かったことは容易に想像できる。最低限の良識さえ持っていればCCCDなんて糞以下であることは誰の目にも明らかなのだ。一応公式発表としては「著作権侵害行為に対する啓発活動が一定の成果を収められたこと」が方針転換の理由に挙げられているが、これは取ってつけたような気がするのは私だけだろうか。
毎日の記事には「最近では、著作権の重要性に対する認識が高まり、日本レコード協会などの調査では音楽ファイルの交換ソフトを利用しているユーザーが減少傾向にあると指摘。」とあるが、これもどうだか。Winny開発者の逮捕が影響したのは事実だろうが、ファイル交換ソフトを使っているユーザーの絶対数が減っているような印象は全く無い。
ここでも取り上げたように、今ではたとえお気に入りのアーティストの待望の新作であっても、CCCDで発売されたら買わない人が全体の6割以上存在する。CCCDが導入された当初、それがどういう素性のものかが知られていなかったために、一時的に売り上げが伸びたとする話(ただし噂レベル)も確かにあった。しかし使っているプレイヤーに不具合が出る、音が悪い、実際はコピーし放題と、百害あって一利無しの欠陥品だということが知れ渡ると、ユーザーだってバカではないのだから、手を出す人はいなくなるだろう。そんな珍商品にいつまでも固執しているようでは経営者としての才覚を疑われても仕方がない。エイベックスの判断は資本主義的に正しいのだ。
この動きに時を同じくしてソニーも同調しているのは嬉しい限りだ。これで後は東芝さえ動けばレコード業界全体がCCCD不採用の方向へ進むだろう。明るい兆しが見えてきたので、残るはCCCDで発売されたがために聴けなかった(聴く気を失った)大量の作品が葬り去られないよう、もうひとふん張りしてもらえたら言うことはない。


UA、10/20発売のライヴ盤『la』の曲目判明

01. そんな空には踊る馬(6/30 渋谷公会堂:ALBUM 『SUN』)
02. バラ色(7/14 LIQUID ROOM:ALBUM『11』)
03. ドア(7/25 奄美文化センター:ALBUM『泥棒』)
04. 波動(7/25 奄美文化センター:AJICO作品 ALBUM『深緑』)
05. 情熱(7/6 すみだトリフォニーホール:ALBUM『11』)
06. スカートの砂(7/23 沖縄市民会館:ALBUM 『turbo』)
07. TORO(7/25 奄美文化センター:ALBUM『アメトラ』)
08. 踊る鳥と金の雨(7/25 奄美文化センター:ALBUM『SUN』)
09. Lightning(7/25 奄美文化センター:ALBUM 『SUN』)
10. 太陽ぬ落ちてぃまぐれ節(7/25 奄美文化センター:奄美島歌 アルバム未収録)
11. 雲がちぎれる時(7/6 すみだトリフォニーホール:ALBUM『11』)

当初はトリフォニーホールの音源が中心になると言われていたが、結局半分以上は奄美公演の音源が使われるということだね。トリフォニーホールの「閃光」は今思い出しても素晴らしいものだったのに、漏れてしまったのは残念。あの曲は前回のツアーのライヴ盤『空の小屋』でのハイライトでもあったから、今回は見送ったのかも。選曲はUA自身。曲順は先のツアーでの曲順とほぼ同じだ。
グレン・ティルブルックの東京公演チケット完売
先日も紹介した100人限定のプレミアライヴの、10/9渋谷gabowl分は既にソールドアウト。何でも先行予約だけでほとんどが売れてしまったそう。ネット以外では全く告知されていないとはいえ、さすがにこの人数では仕方なしか。運良くチケットが手に入った皆さん、盛り上がりましょうね。私も行きます。
一方8日の大阪伽奈泥庵公演のチケットはまだ残っているようなので、お早めに。