オーナー無視のTTCに抗議する
散々迷った挙句、やっぱりクリップ。先日行われたRAW LIFEはギリギリまで中止の可能性があったとの噂を聞いていた。それは単なる噂ではなく本当のことだったようだ。

 若者たち、アルコールが入りハイになった若者たち、なかにはドラッグや葉っぱをやっているものもいるのではないかといわれる若者たち、彼らが2000人、オールナイトで夢の島マリーナを徘徊する。危険ではないか?我々の大事な財産はきちんと保全されるのか?オールナイト...電車のなくなった後、彼らはいったいどこで眠るのか?我々の愛する艇に潜り込む輩が絶対にいないと誰が断言できるのか?自転車バイクの類を勝手に持ち出す輩がいないと誰が断言できるのか?駐車場にとめてある我々の車に悪さをする輩がいないと誰が断言できるのか?

これは笑うところか?RAW LIFEの会場になった夢の島マリーナと契約しているボートやヨットのオーナーたちが、管理会社である東京テレポートセンターの責任者を呼び出して、フェスの中止を要求していたのだ。これで当日ヨットハーバー経由のルートを封鎖していた理由が分かった。
確かにTTC側の説明が後手に回ったのは事実のようで、不必要な混乱を招いた面はあったのだろう。しかしこのヒステリックな反応はどうよ。マリーナに船を係留するには、年間40万〜200万超の料金を払わねばならないらしいから、オーナー様と言えば御大尽ばかりかと思っていたが、狭量でけち臭い人も少なくないようだ。
ここを読んでいる人には改めて言うまでもないだろうが、このオーナー様方はフェスティバルとかクラブイベントの類を根本的に理解していない。その割りに独自にジャズのイベントなど開いているのが笑える。人様の趣味にケチを付けても仕方ないのだが。
要するにこの方々は若者が怖いというだけのことなのだ。若者=何をしでかすか分からない狂人たちという構図が頭の中にしっかり出来上がっているために、こつこつ築き上げた我が人生の成果に足を踏み入れられるのを極端に嫌うわけだ。そんなに若者が嫌いならば、もっとお金を貯めて若者のいない国にでも移住しろ。少なくとも私はあなた方の船で寝るくらいならダンボールハウスで寝るね。
と、とっくに若者でなくなった私に言わせるんじゃないよ、全く。しかし管理室長は「今後一切このような夜のイベントは行わない」と明言したようなので、来年RAW LIFEが開催されるとしても、会場は別の場所になるだろう。