Bjork / Medulla

やっと購入。レコファンに入荷していたCD/SACDのハイブリッド仕様EU盤が2,289円(税込)とお買い得だったので、結局これに決めた。
どこを見ても絶賛の嵐だが、一通り聴いてみて私には前作、前々作ほどの衝撃はなかった。期待が大きすぎたか? 今回最大の特徴である肉声を駆使したアレンジは前評判通り、確かに見事なもの。クオリティの高さは認めるのだが、「よくできてる」以上の驚きが感じられなかった。予想されるビョークの音楽の範囲内に止まっているように思うのだ。言い換えるなら前衛的でないというか。
まだ1回聴いただけなので、これから何度か聴くうちに分かってくることもあるかもしれない。ただし、前作、前々作のように初めて聴いた時に打ちのめされた感覚を覚えている以上、今作はそれらとは質の異なるものであることだけは認めざるを得ないだろう。