今日は我が家で新春オールスター面雀パーティーである。暮れの大掃除は簡略化してしまったし、普段は掃除に消極的姿勢を崩さない私であるから、たまに来客がある時は人が入れるように部屋を片付けることから始めなければならない。朝10時過ぎからのそのそと片付けをスタートさせ、やっと恰好がついたのは4時近くになってからだった。掃除を済ませると、今度は近くの東急ストアまで食材の買い出し。いつも一人分の食事量を考えてなるべく残りが出ないようにちまちま買物をしているが、今日は大勢が来るので思い切ってどーんと買えるのが嬉しい。普通スーパーの食料品は家族向けの分量を基準にして売っているので、4〜5人分の食材の方が買いやすいのだ。2分の1カットの白菜だってパックに入った400グラムの豚肉だって躊躇無く買える。ざまーみろ。
今夜はチゲ鍋と生春巻きを作ることにしていたので、まず帰宅してカセットコンロと鍋をテーブルにセッティングしたところで携帯に着信。最初の来客であるマツウラであった。う、早いじゃねえか。彼女は家に来たことがなかったので駅前まで迎えに行く。家に戻って鍋の準備を進めているうちに、恵比寿さん、その後Totちゃんとサトエリさんも到着。今回は持ち寄り形式のポットラックパーティーということにしてあったので、皆さんめいめいにお酒やらお菓子やら持ってきてくれていきなり盛大になる。この時点で鍋だけはいい感じに食べごろになってきていたのでとりあえず乾杯。その後申し訳ないが私は生春巻き作りに取りかかる。
生春巻きというやつは食べたことはあるものの、自分で作るのはこの人生で初めてのことだ。きゅうりを千切りにし、白髪ネギを作り、レタスをちぎり、ニラを湯がき、春雨を戻し、海老を茹で、とセッティングまでに結構時間がかかる。具が揃ったら生春巻きの皮をボウルに取ったぬるま湯に浸し、しんなりしたところでペーパータオルにとって表面の水気を取り、乾かないうちに具材を乗せてくるくるっと巻きあげる。コチジャンをスウィートチリソースで溶いたタレを用意して完成。私の生春巻き童貞を皆さんに捧げると、案外好評で一安心。調子に乗って残っている材料を全て使い切るまで8枚ほど巻く。いつも台所に立つのは自分で食べるためだけだが、食べてくれる人がいるとモチベーションが違って楽しい。
シブがき原理主義者である恵比寿さんのシブがき隊に関するウンチクで盛り上がりながら、最後に雑炊を作って鍋は締め。皆さんから口々にお褒めの言葉をいただいたので私は満足である。
腹も膨れ、ほどよく酔いも回ってきたところでいよいよ面雀。面雀とは名刺大の2枚のカードに書かれた言葉を組み合わせて面白い言葉を作るという、知的な紳士淑女のゲーム。その取り組み結果は恵比寿さんが早速専用掲示板にアップしてくれているのでこちらをどうぞ。
面雀初体験のマツウラ、サトエリ両女史の手に光るものがあった。面雀はビギナーが強いというジンクスは守られたようだ。
面雀を始めたのは8時過ぎだったが、楽しい時間というのは短いもの。あっと言う間に11時を回ってしまい、Totちゃんとサトエリさんは終電に間に合うようお帰りに。寒い中、遠い中、どうもありがとう。恵比寿、マツウラ両氏は「もう少し大丈夫」と面雀を続行。しかし二人とも帰る気はなかったみたいで結局2時過ぎまで延々面雀で盛り上がる。いやー、面雀って酔いと眠気で頭の中をかき混ぜられた深夜帯にこそ醍醐味があるから、ある意味正しい展開。いい年して不健康極まりないのは確かだが。いい年した3人は深夜こと切れるかのように雑魚寝で就寝。