起床午後1時。朝起きると、いや、もう朝という時間ではないのだが、とにかく起きると鬱になっていた。私はどうも考える時間があると鬱になるようだ。あらゆることが上手くいかなくてどうしていいのか分からなくなっていた時に、昨夜の清志郎の迷いの無いライヴを目の当たりにしたものだから、万事休すである。清志郎に罪は無いのだけども。

ぐずぐずしているとすぐに日が傾き始める冬の午後。全くやる気というものが起きないので、行くつもりだったライヴを飛ばしてしまう。すっかり暗くなった午後7時頃、ようやく外出する決心ができたので、近所の本屋まで。今日は発売が延び延びになっていた「キース・リチャーズ・ファイル」(シンコーミュージック)のリリース日だったので、入荷しているか確認しようと思ったのだが、駅前にあるような小さな本屋では見つからず。この本は私が今年手掛けた原稿仕事で最も手間がかかったものなので、それなりに思い入れがある。当然キースにも思い入れはあるし。売れて欲しいなあ。因みに初版はびっくりするぐらい少ないので、初版本マニアのキース・フリークは急いで入手してください。半年後に初版が残っていたとしても責任は取らないけど。