前回の日記から3週間も空いてしまった。何の更新もしていないのにカウンターの数字は増えつづけていて、覗きに来てくださる方には申し訳ないです。この間何をしていたかと言うと、まず11月23日には下北沢のライヴハウスで開かれた51くんの結婚披露パーティーに出席し、会場BGM担当としてDJをやった。人前でレコードを廻した経験は過去に何度もあるけれど、今回のように音楽を聴くために集まったのではない人たちの前で廻すのは非常に気楽で楽しかった。もちろんパーティーをぶち壊しにしないよう配慮は必要とはいえ、あくまでBGMに徹していればいいので「受けなきゃ」とか「踊らせなきゃ」といったプレッシャーが無い上、ジャンル的な縛りもないので選曲の自由度は高い。ベタな曲を並べてみたり、誰も知らない曲をこっそり混ぜてみたり、結構好き勝手にやらせてもらった。壁に結婚式当日の模様を収めたプライベートビデオが映し出される中、お約束のNICK LOWE「I KNEW THE BRIDE」を流したら、これがはまる、はまる。時々手ぶれを起こし、ピントもアングルも繋ぎも甘い映像に見事にマッチしていたので一人ブースの中で感動してしまった。来客は誰一人として気付いていなかっただろうけどね。他にあの映像に合う曲があるとしたら「THE BALLAD OF JOHN&YOKO」ぐらいだろうなあ。
 翌24日からは怒涛の原稿書き。所謂年末進行というやつで、タイトなスケジュールの中、途中レイアウトの都合による文字数の変更などドタバタもあったりして、兼業ライターの身には堪える仕事だった。その成果は今月26日発売予定のTHE DIG(シンコーミュージック)で読めます。今回DIGは何と10ページにわたるウィルコ・ジョンソン特集を組む暴、もとい快挙を果たしております。私はその中のメイン記事とアルバム解説数点を書かせて頂きました。奇跡の翻訳本「パブ・ロック革命」の訳者である中島英述さんも寄稿されており、なかなかに充実した特集なので、全国1億2000万人のウィルコ、およびパブ・ロックファンは必読です。
 途中また鬱が出て何にも書けない日が3日ぐらいあったり、何だかんだでDIGの仕事は12月7日ぐらいまでかかってしまって、やっと脱稿。本業の仕事の方も12月ということでバタバタし通しで、細々とした雑用などこなしているうちにもう12月も半分近くが終わってしまった。今日は短い原稿を1本書き上げて、年内の執筆仕事は完了。夜は久々にライヴへゴー!