あー、もう駄目。どのくらいの駄目っぷりかと言うと、あらゆるやる気が消え失せてしまってせっかくの3連休を全く無為に過ごしてしまったくらいの駄目加減。これから書くことは所謂心情吐露ってやつで第三者から見て面白いものではないばかりか、不愉快に感じる可能性も充分あるものなので、あらかじめご了承くださいね。そんなもん読みたくねーよという向きはどこかへ行かれた方が身のためかと。例えばこことか→http://homepage2.nifty.com/nana07/disease/utu.htm


そもそも私は軽度の鬱であって、それは別に現代では珍しくもないし、むしろ鬱症状を全く感じない人の方が少数派でしょう。それ自体はそれほど問題ではないと思っている。とにかくそういう自覚だけはかねてからあって、実は3年半ほど前には2ヶ月程度だけど精神科に通った過去もあったりするのです。だから鬱というものに対して多少は医学的見地に立った知識があって、幾度となく経験した鬱症状でも「これはまだ軽いなあ」とか「やや、これは重いぞ」とかその程度を判断することはできるんだけど、今回はそれが「かなり重い」に分類されるレベルであることがわかったので、さすがにどこかで吐き出さないとやばいなあと思って、でも吐き出せるところなんてどこにも無いのよ。一昨日もある人にこんな話のイントロ部分だけ語ったら「そんなことでどうする」みたいな言われ方をしてしまって、その人にしてみれば悪気などさらさら無いんだろうし、むしろ励ますつもりで言ったことも分かるんだけど、はっきり言うとそういう反応が一番応えるんです。それで症状は軽くなるどころかますます悪化して今日に至ったと。


久しぶりにメガトン級の鬱になって、そうなると何をするのもおっくうで用事がちっとも片付かない。昨日なんて玄関脇に積み上げられていた古新聞を、資源ごみの日に出せるようにひもで結んどかなきゃと思って手をつけたのはいいけど、途中何度も挫折して2ヶ月分ぐらいの新聞を束ねるのに3時間以上掛かったし。全てがそんな調子なのでやる気なんて起きるはずがない。そこに至った原因の分析もある程度は自分の中でできていて、ひとつには小さなストレスの積み重ね。2時間以上掛けて書いた日記3日分がパソコンのトラブルで一瞬にして消えたとか、充分注意して対策を立てていたからこの1年以上この部屋では姿を見かけなかった五木鰤がとうとう現れたとか、そういう日常に起こりうる瑣末な出来事もあれば、これは人には言えないけれどもっと大きな心配事まで。多種多様なストレス要因が積み重なったのは間違いなさそう。それに加えて決定的だったのは12日夜に友人からかかってきた1本の電話。名前をMさんとしておきましょう。1ヶ月以上音信が途絶えていたのでどうしたのかなと思っていたところへかかってきたその電話口では開口一番「アタシ鬱で入院しちゃったー」というものでした。前々から鬱症状が出ることがある人だったのは私も知っていたけれど聞けば先月から起き上がることもできない日が続いていて、1週間ばかり前に入院を決意したとか。入院したことは良い判断だったようで「アタシもここまで来ちゃったよー」と笑いながら話せるぐらいにはなっている様子で、でも今月いっぱいは入院する予定だそうだからやっぱり笑ってばかりもいられない状態なんだろう。そういう時どう言葉をかけてあげればいいのか分からなくて「今度見舞いに行くから。お大事に。」程度の社交辞令的なことしか言えないのがもどかしいやら悔しいやら。でも同時にちょっと「羨ましいな」とも内心思ってしまったのですよ。それも偽らざるところ。だって今の私には落ち着いて治療に向かうだけの時間的、経済的余裕は全く無いし、ましてや入院なんてとんでもないという状況なんだから。


それを思ったらMさんの心配もいいけど、それ以前に自分のことが何とかできてないじゃないかということに気付いて鬱状態が進行してしまったみたいなのです。この1週間ばかり、特に12日以降は悶々とするばかりで何も手に付かない有り様だったんだけれど、上にも書いたように吐き出したら少しは楽になるかもと思って、これを書いてるのね。書くことに向かう気になっただけでも進歩かなと。ただ読まされる方はたまったものじゃないよね。こんなの。だから読んでくれた方は本当にごめんなさい。


私に原稿依頼をされている方でもしこれを読んだら、大丈夫だろうかと心配するでしょうね(笑)。でもご安心ください。今これを書きながら自分の中で気分が少しずつ軽くなってきているのが分かるのです。これを書くことは仕事で書かねばならない原稿に向かうためのリハビリの意味もあって、どうやらそれはまんまともくろんだ通りになりそうな気配が感じられます。実は今締切りを控えている仕事が3種5本残っているけれど、それは何としても書き上げます。もし書き上げられなかったら死んでお詫びします。