この街のノイズに乾杯

k_turner2006-07-01



 昨夜テレビのニュースで、ブッシュ、小泉の目の前で「Blue Suede Shoes」を演奏するブライアン・セッツァーの映像を見て激しく落ち込んだ。こういう考えは時代錯誤的なのかもしれないが、ロック・ミュージシャンたるもの反体制であって欲しいという気持ちが、私などにはある。国家の首長のご機嫌を取るために演奏するなどもっての外だと思う。ブライアン・セッツァーにはがっかりだ。それともロックンロールも伝統芸能に成り下がったのかね。
まちの音とセッション
 踏み切りの警笛、横断歩道の「通りゃんせ」、救急車のサイレン、夕方流れる「七つの子」「夕焼け小焼け」といった、街中で聴こえる音に楽器演奏を被せてセッションしてみようというバカバカしい企画。こういうバカなことに真剣に取り組む人こそが尊いのである。
 それぞれWMPで結果も聴けるようになっている。どれも面白いけど、音楽的には踏み切りが一番出来が良いかな。しかし踏み切りや横断歩道はともかく、救急車はいつ来るか分からないし、夕方のサイレンも一日一度しかチャンスが無いし、良いセッションを完成させるのは至難の技だ。それを成し遂げただけでも相当偉い。
たばこ大量に盗まれる 愛知の雑貨店
 今日からタバコが値上がりするというので、喫煙者の皆さんは昨日までに買占めに走ったことと思われるが、一方愛知では窃盗事件まで発生。どこまで必死なんだ。
 私は吸わないので関係ないけど、喫煙者の皆さんは少々の値上げぐらいで禁煙しようなどと思わず、どんどん吸っていただきたい。タバコ税の税収は上がるし、健康を害して死期も早まるだろうから増大する高齢者人口の歯止めも期待できる。願わくは医療保険があまりかからないように、コロッと逝って欲しいものだ。たくさんの税金を払って早く死んでくれるのだから、国にとってはこんなにありがたく都合のいい人種もいない。
ラリーパパ&カーネギーママ解散
 今日付けで解散を発表。残念、いいバンドだったのに。
 私が彼らのライヴを見たのは一昨年の9月が最初で最後。今思えばあの時が彼らのピークだったのかもしれない。あのライヴの直後、ドラムの辻凡人がbonobosに正式加入するため脱退。その辺から活動が不安定になり、1年と経たない内にメイン・ソングライターの金洙鉄まで脱退。バンドは新メンバーを加えつつも、各メンバーのソロ活動が活発化していたので予想できなかった展開ではないとはいえ。
 はっぴぃえんど〜ティンパン・アレー系統のコンセプト自体は目新しさを感じなかったが、単なるトリビュート・バンドとは思えない楽曲や演奏の質の高さには目を見張るものがあった。さらにそのルーツであるザ・バンドバッファロー・スプリングフィールドにすら匹敵する普遍性まで見出せるものだったのに。