今日も味の素スタジアムでは東京JAZZが開かれていて、これだけ天気が良いとそちらへ出掛けたくなるのが人情というものだが、そうもいかない。私にはセカンド・ジョブがあるのだ。締切りもとっくに過ぎてるし。ということで午前中からパソコンに向かうが、日中は最高気温が34度まで上がる遅れてきた猛暑の中、クーラーの無い自宅では全然はかどらない。おまけに年代物のパソコンはぼちぼちお迎えが近いようで、このところフリーズを何度も繰り返す。ネットで調べねばならないことがいろいろあるのだがこれでは・・。


夜になって意を決して駅前のネットカフェ兼マンガ喫茶へ。数カ月前に出来ているのは気付いていて、機会があればと目を付けていたのだ。生まれてこの方この手の店に足を踏み入れたことがあるのは今年の2月にただ一度だけ。それもストーンズの武道館公演のネット予約のために使った時だけだ。その時入ったのは完全にマンガ喫茶の看板を掲げていて「インターネットも使えまっせ」とオプション程度にうたっていた所だった。そもそもマンガ喫茶なるものに偏見を抱いていた私はあまり接点を持ちたくなかったのだが、背に腹は代えられない。自宅からダイヤルアップで接続していてはチケットが取れないことは火を見るより明らかだったので仕方なく利用したのだ。しかし実際に行ってみたところ、その店は私のイメージ通り。狭くて汚くて店員は無愛想で、周りは日曜の朝だというのに二十歳ぐらいの暗そうな兄ちゃんが黙々とマンガを読んでいて、物音と言えばその兄ちゃんがカップめんを啜る音だけという私にとっては耐えがたい異常な空間だった。窓際に4台ほど置いてあったパソコンはいずれもペンIIクラスの古い型で、OSはウィンドウズ98だった。さすがにADSLでは繋がっていたようだが、期待したほどアクセスは快適ではなく、チケットの予約もできずに終わるという苦い記憶だけが残ったのだった。


2月に行ったその店はいつの間にか潰れてしまったようだ。最寄り駅付近で唯一ネットが使えるマンガ喫茶だったので、自宅と会社以外でネットをする機会も無くなっていたのだが、2ヵ月ほど前だったろうか、新しい店が出来ているのを発見。こちらは件の店とは逆にネットが使えることを前面に打ち出していて、「マンガ在庫○冊!」は看板でも下の方に書いてあった。そして今日初めて利用してみたわけだが、こちらは完全にネット利用をメインにしていて、30台ほど設置してあるパソコンは全て個室仕様。その個室は半畳ほどしかなくて狭いことは狭いが、ネットだけ使うなら特に不自由は感じない。肝心のパソコンはAthlonXPクラスのCPUだから自宅のパソより当然さくさく動くどころか、職場のよりも速い。さらにドリンクは飲み放題で24時間営業は嬉しい。料金は1時間400円で、これは他を知らないから高いのか安いのか分からないけど、これだけの環境なら高いとは思わない。これははまるかも。


今書いてる原稿は某ミュージシャンのファンサイトに関して3000字でまとめるというもので、ネットサーフィンがすいすい出来ないとネタが集まらない。自宅でイライラしながら調べることを考えたらここに来て大正解。3時間ほど入り浸ったお蔭でネタは充分拾えました。