清志郎

すっかり遅くなったけど。
ある意味、今日はこれを見に来たと言ってもいい。オープニングで過去の清志郎フジロック出演映像が次々流れ、そのほとんどを見ているからいちいち思い出すことが。そのままスクリーンの清志郎とシンクロさせてJUMPになだれ込む演出が泣かせた。歌いながら涙ポロポロ。
きっと泣いてる暇など無いだろうと思ってたのに、こんなの反則だよ。
そのあともブッカーT.とスティーブ・クロッパーがウィルコ・ジョンソとノーマン・ワットロイを従えて現れたのにはビビった。ロック者には信じがたい夢の共演だったな。
もうひとつ驚いたのがUA。何とスローバラードを歌ったのだ。普通恐れ多くて歌えない曲だと思うが、UAは見事に歌い上げ、大喝采を受けていた。ここでまた泣いてしまったなあ。
そのUAをも凌駕したのがチャボ。幾分緊張した面持ちで渾身の歌声とギターを響かせた。あのいいことばかりはありゃしないは、今まで聴いたどのバージョンよりグッと来た。これが見られただけでも来た甲斐があったというものだ。関係ないがチャボが弾いていたテレキャスター清志郎のではないかな。
特筆しないまでも、他のアーティストも皆愛情とリスペクトに裏打ちされた良い出来だったと思う。泉谷が雨上がりの歌詞を間違えたのには笑ったけど。